ツイゴルって何? どうすればゴルフ仲間を増やせる?
ゴルフは基本的に1人でプレーすることはできないので、一緒にプレーしてくれる同伴者を募る必要があります。しかし「平日休みで仲間と休日が合わない」「ゴルフに対する意識が高く頻繁にラウンドしたい」人は、同伴者集めに苦労することもあります。

「1人予約」はそのような悩みを解決する代表的な手段ですが、近年ではツイッター上で同伴者を募る「ツイゴル」という手段も徐々に浸透しつつあります。
「ツイゴル」とは、SNSの「ツイッター」(現「X」)と「ゴルフ」を組み合わせた言葉で「ツイッター上で知り合ったゴルファーと一緒にラウンドする」ことを指します。SNSといえば、基本的に若年層が中心と思われがちですが、ツイゴルでは40~50代のミドル世代のアカウントも多く、性別や年齢を問わずさまざまな層のゴルフ仲間をつくっているようです。
「ツイゴル」はDM(ダイレクトメール)やリプライで簡単に同伴者を募ったり、参加の意思を伝えたりすることができるので、手軽にプレーする相手を探すことができます。
では、ツイゴルで同伴者を集めるには、どのようなことをすればよいのでしょうか。まず、ツイッターのアカウントを取得し、プロフィール欄を作成します。
ツイゴルに特化したアカウントにするなら、ゴルフが趣味であることを周りにアピールできるような内容にしましょう。アイコンや壁紙もゴルフに関係した画像を使用すれば、より分かりやすくなるはずです。
さらに、ゴルフ遍歴や平均スコア・ベストスコアなどを明記することによって、自身の実力を事前に伝えることができます。ゴルファーのなかには、「なるべくビギナーとはラウンドしたくない」「うますぎる人とラウンドするのは緊張するから避けたい」人も一定数います。なかには「うますぎて引かれる」のを避けて平均スコアを10打以上も多く“逆サバ”を読む人もいるようですが、知り合った後のことも考えて、できるだけ現実に近いスコアを記載したほうがいいでしょう。
ツイートをするときには「#ツイゴル」や「#ツイゴル募集」のような感じでハッシュタグ「#」を併記して投稿すると、検索した際にヒットしやすいです。ほかにも「場所」「日時」「料金」「募集枠」などの情報を詳細に記載しておくと親切です。
さらに、できるだけ頻繁にツイートすればフォロワーが増える確率も高くなります。気になるゴルファーが現れた場合は、相互フォローを忘れずにします。そこから交流を深めていくのが、ツイゴルの大まかな流れです。
ゴルフ仲間以上の関係性に発展するケースも
実際に普段からツイゴルを通して仲間を集めている30代の男性は、以下のように話します。
「以前は1人予約のサイトを使ってグループを組んでいましたが、習熟度や性格などの点で、どんな人と一緒になるのか分からない点が一番の不安材料でした。しかし、ツイゴルなら事前に人物像をつかめる点が決定的な長所です。また、普段から練習風景を動画で公開している方もおり、自分から『この人と回りたい』と、自由にメンバーを選ぶこともできます。知り合いには、一度組んだ方と仲良くなり、飲み仲間にまで発展した人もいます」
ツイゴルは誰でも気軽に仲間を増やせる「インターネット社会」だからこそ生まれた新しいゴルフの楽しみ方です。
しかしSNSでは、ツイゴルに関係なく表現や解釈のすれ違いによって、トラブルが多々発生しているのも事実です。適切な言葉遣いや利用マナーを守り、より良い関係性を築くことが重要です。