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- コースデビューで燃え尽きる人増加中!? 「モチベーション難民」になったゴルファーはどう救うべき?
魅力にハマっているゴルファーには考えられないことですが、コースデビュー後にゴルフから離れてしまう人は一定数います。どうして、ゴルフの魅力を実感できないまま離れてしまうのでしょうか。「モチベーション難民」ともいえる彼らについて「インドアゴルフレンジKz亀戸店」筒康博(つつ・やすひろ)ヘッドコーチに話を聞きました。
コースデビュー後にモチベーションが下がってしまう
ゴルフに限ったことではないですが、楽しさや奥の深さに「ハマっている」人と付き合い程度で「とりあえず」やっている人では、その事柄に向き合うマインドや向上心が大きく異なります。
特にコロナ禍でゴルフを始めた人の中には、短い時間と限られた環境下で「なんとか無事にコースデビュー」を果たしたものの、「燃え尽き症候群」のようになってしまい練習やラウンドから足が遠のいてしまう人が一定数います。
昔からゴルフの楽しさを実感できずに辞めてしまう人がいましたが、最近の傾向は「誘われればラウンドはする」という人もいるという点。ゴルフが嫌いになったワケではなさそうですが、「好きにもならない」、「自分ではしない」人たちです。
インドアレンジでも「デビューラウンドで140切ったから」という理由でレッスンを辞めてしまう人もいます。
確かに「周りのゴルファーに迷惑はかけずに済んだ」と自分では思ったかも知れませんが、たった1回のラウンドで「今後も大丈夫」と過信してしまうのはどうかと思います。どうせラウンドするなら、気持ちいいショットが打てる準備ぐらいした方が楽しいはずです。
こんなマインドのままコンペに参加し大叩きしてしまうと、周りから「迷惑ゴルファー」のレッテルを貼られ一層ゴルフから距離を置いてしまうという悪循環が起こりえます。
せっかくクラブを購入して時間と労力を使ったのに、楽しさを実感できないままゴルフから離れてしまう人をなんとか止められないか、といつも考えてしまいます。
アマチュアなら「いつでも&いつまでも」ゴルフは上達できる
ゴルフから離れてしまう人の多くは「これ以上うまくならない」と上達に壁を感じることも理由の一つです。
なかには「シングルの腕前になる人の9割は2年以内で達成している」というデータを口にする人もいます。そんなモチベーションの邪魔にしかならない話よりも、「それなら1割の遅咲きゴルファーになろう」でよいと思います。
少なくとも僕の周りには、シニアになってからクラブチャンピオンになった人もいれば、中年を過ぎてシングルになった人、70歳を過ぎてからドライバーの飛距離が250ヤードになった人など、「いつでも」そして「いつまでも」ゴルフが上達している人が数多くいます。
「誰かに始めさせられた」人がコースデビュー後にゴルフを続ける理由がなくなったと感じさせないために、まずは「誘った人」がデビュー後のゴルファーをサポートし続ける必要があると思います。
ただ単にラウンドに誘う「人数合わせ」や「自分よりヘタ要員」ではなく、誘った人が「ゴルフを楽しんでいる姿」をしっかりと見せることが理想だと思います。
もちろん「楽しむ」の中には、スイングに悩んだりクラブ選びに迷ったりといった「等身大ゴルファーの迷走」を見せてもいいと思います。最初からうまく行って、ゴルフが楽しかったワケではないことも伝えるべきではないでしょうか。
事実、「難しいけどうまく行くと気持ちいい」という適度な成功体験と悔しさのバランスがゴルフにハマる理由の一つ。周りのゴルファーが意図的にそのバランスを作るの難しいですが、少なくともゴルフに誘った人たちはデビューしたゴルファーを放置しないで欲しいと思います。
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