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- “昭和”な接待なら違うボールを買いに走れ!? メーカーも番号もかぶった時の対処法とは?
人気銘柄のゴルフボールを使っている人は、同伴競技者とかぶってしまうこともめずらしくありません。ボールナンバーもかぶってしまった場合は、後輩が率先して譲るべきなのでしょうか。
ティーオフ前に自分の使用しているボールを宣言する
ゴルフボールは、さまざまなメーカーから多くの種類が販売されており、クラブ同様にこだわりを持って選んでいる人は少なくないです。
ラウンド時のマナーとして、スタートホールでゴルフボールのメーカー名(ブランド名)と番号を同伴競技者に宣言してからティーオフすることで、誤球を防ぐことができます。ゴルフボールのなかには、人気の銘柄も存在するので、同伴競技者とかぶることはめずらしくありません。
親しい友人とのラウンドであれば、話し合いでどちらかが譲れば問題ありませんが、目上の人であれば、自身が率先して交換するのがベターなのでしょうか。ゴルフ場の経営コンサルティングを行う飯島敏郎氏(株式会社TPC代表取締役社長)は、以下のように話します。
「昨今では『後輩だからなにがなんでも先輩を立てる』風潮はなくなりつつありますが、一昔前はそのような文化もありました。そのため、上司とのゴルフや取引先との接待ゴルフで銘柄がかぶってしまった場合は、自身が率先して交換するのが無難です」
「ただ『譲り合いの精神』が大切なスポーツでもあるので、プレー中は上下関係を気にせず、ゴルフを楽しむのが本来の醍醐味でもあります」
ゴルファーのなかには、験担ぎで「かならず1番のボールを使いたい」、「100切りが目標だから99番のボールを使いたい」とボールナンバーにこだわりを持つ人もいます。
ビギナーのなかには、ティーオフ前にボールの銘柄を宣言するマナーを知らず、仲間内で省略してプレーしている人も多いので、目上の人とかぶった際、即座に自身が交換を申し出ると、マナーの知っている人だと一目置かれる可能性もあります。
自分のボールと識別するために一本線や十字線を書く
しかし飯島氏は、たとえ同伴競技者とボールナンバーがかぶったとしても、そのまま使用できる方法もあると話します。
「ペンでマーキングされているボールであれば、自身のものであると判断することができるので、交換する必要はなくなります。その際は『銘柄、ボールナンバーともに〇〇さんと同じですが、私のボールにはペンでマーキングされているので識別できます』と伝えれば問題ありません」
「ボールにマーキングする際の注意点としては、どのような状態で芝地に着弾したとしても、マークを目視することができることです」
一般的には、パッティング時に打ち出す方向がわかりやすくなる「一本線」や「十字線」をつけるのがオススメです。簡単にマーキングすることができるラインマーカーも販売されているので、用品店などでチェックしてみると良いでしょう。
さらにラウンド時にも、常にラインマーカーをキャディバッグ内に常備しておくと、同伴競技者とボールがかぶったとしても、その場でマーキングして対応することができます。たとえば「黒の一本線」はかぶる可能性が高いので、赤や青のペンで線を引くなどの対策をとることもできます。
接待ゴルフなどで目上の人と同じ銘柄、ボールナンバーだった場合は、率先して交換するのが無難ですが、事前にマーキングをしておけば問題ありません。ゴルフは「人間性」が出るスポーツといわれることもあるので、細かな気遣いができることを上司にアピールできると、評価を上げることができるかもしれません。
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