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- ボール選びに背伸びは不要!? ビギナーが使うべきゴルフボールはやっぱり「ディスタンス系」一択なの?
ゴルフボールは主に「ディスタンス系」と「スピン系」に分類されますが、ビギナーにはどちらがオススメなのでしょうか。
ビギナーは価格面でも性能面でも「ディスタンス系」を選ぶ
ゴルフボールには、大きく分けて「ディスタンス系」と「スピン系」の2種類があります。ディスタンス系は、飛距離が出やすいことが特徴で、コアが柔らかくカバーが硬い構造になっています。一方スピン系は、やわらかいウレタンカバーを採用することで、アプローチでのスピン性能を高めた構造になっています。
ゴルフを始めたばかりのビギナーのなかには、ボールに種類があることを知らず「なんとなく価格の安いボールを買っている」という人も多いかもしれません。
ではビギナーには、ディスタンス系とスピン系どちらがオススメなのでしょうか。レッスンプロの関浩太郎氏は、以下のように話します。
「まず価格の面から見ると、スピン系よりもディスタンス系のほうが明らかに安価なので、ボールをロストする可能性が高いビギナーにはオススメです」
「スピン系のボールは、バックスピンをかけやすいことがメリットですが、左右にもスピンがかかりやすくなってしまうので、スライスやフックが出やすいです。ゴルフを始めたばかりでは、ドライバーで大きなスライスが出てしまう人が多いので、価格とボールの特徴、両方を鑑みてもディスタンス系を選択するのが無難です」
たとえばアマチュアに人気がある本間ゴルフの「D1」は、ディスタンス系のボールで価格もかなりお手頃です。一方、スピン系は上級者やプロが使用することが多いので、価格が高く、種類もディスタンス系と比べると少ないです。
スピン系に手を出したいなら平均スコア80台が目安
ゴルファーのなかには、それなりにショットが安定して、スコアが出せるようになってきたらスピン系のボールに変える人もいます。具体的にどのくらい上達したら、スピン系のボールに変えてみても良いのでしょうか?
「スコアの善し悪しではなく、フェアウェイキープ率が50%を超えているかどうかを確認してください。フェアウェイにボールをキープできる確率が高いのであれば、ショットが安定している証拠です。それを踏まえたうえで、だいたい平均スコア80台で回れるようになってきたらスピン系のボールに交換するのが良いでしょう」
「スコア80台よりもうワンランク上を目指すのであれば、さらにアプローチショットの精度を上げていく必要があるので、スピンを利用してなるべくピンに寄せていきます」
「ただ平均スコア80台の人は、全体の数%だと思うので、やはりアマチュアの大半はディスタンス系のボールが向いているといえます」
スコア管理アプリでは、ホールごとにフェアウェイをキープできたかどうかも記録することができるので、毎ホール入力しておくと良い判断材料になるでしょう。
ほかにも昨今では、ディスタンス系とスピン系の両方を兼ね備えたハイブリッド系のゴルフボールも登場しています。しかし基本的には、中・上級者向けとなっているので、ビギナーはディスタンス系のボールを選択するのが無難です。
スコアを追求していくためには、自分に合ったクラブやボールを見つけることが必要不可欠です。相性の良いボールに変えるだけで飛距離がアップしたり、ショットが安定する可能性も十分にありえるので、特徴を理解して、さまざまなボールを打ち比べてみると良いでしょう。
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