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- ゴルフ場に続き練習場でも物価上昇の影響アリ!? 値上げ踏み切る施設が増加傾向ってホント?
物価上昇の流れに伴って、練習場の利用料金も値上げするところが増えているようです。値上げによって客足が途絶えたとうわさされる練習場もありますが、実際どうなのでしょうか。
練習場は全体の20~25%が値上げに踏み切る
昨今では物価上昇の流れが激しく、モノやサービスの価格が高騰傾向にあります。ゴルフ場も例外ではなく、プレーフィーやレストラン料金も値上げに踏み切るところが増えてきています。

さらに、練習場も値上げに踏み切るところが増えているようです。SNS上でも「値上げに踏み切ったゴルフ場の客足が途絶え閑散としている」という主旨の投稿がされ話題となっており、注目度の高いトピックとなっています。
では、実際どのくらいの練習場が値上げしているのでしょうか。公益社団法人全日本ゴルフ練習場連盟会長で、東京都・世田谷区の「千歳ゴルフセンター」代表取締役である横山雅也氏は、以下のように話します。
「一概にはいえませんが、全体の20~25%ぐらいの練習場が値上げに踏み切っているような印象です。やはり電気代などの経費もかなり上昇しているので、いままでの料金システムでは、太刀打ちできない練習場も一定数あります」
「ただ値上げをしたからといって、いきなり客足が途絶えるとは考えづらいです。それよりも、コロナ禍で参入してきた新規ゴルファーが離脱傾向にあるので、そちらの影響が大きいのではないかと思います」
3密を防げるスポーツとしてコロナ禍に注目されたゴルフですが、規制解除されたことにより、コロナ前にたしなんでいた趣味に戻る人も多いようです。
大幅な値上げは設備投資している練習場に多い
さらに横山氏は、大幅な値上げに踏み切る練習場は最新機器を導入するなど、設備投資に力を入れているケースが多いと話します。

「物価上昇の影響を受けていることもありますが、『トップトレーサー・レンジ』や『トラックマンレンジ』といった最新機器を打席に導入するために、大幅値上げするゴルフ場も増えています」
「客足が減少傾向にあるので、ほかのゴルフ場と差別化を図り集客力をアップしようという狙いがあります」
弾道測定器であるトップトレーサー・レンジやトラックマンレンジは、カメラを設置することで打ったボールの軌道や飛距離などを測定して、モニターに表示する機器です。
一般的な練習場であれば、落下地点付近に設置されているヤードが書かれた看板を見て、「なんとなくこのぐらい飛んだ」と推察することしかできませんでしたが、弾道測定器があればかなり正確に軌道や飛距離を測定してくれます。
練習場も値上げ傾向にあるようですが、世の中の流れをみれば当然かもしれません。最近では、インドア練習場も充実してきているので、どのように差別化するかがカギとなってくるかもしれません。
また台風や気象の変化などの影響により、練習場の防球ネットが大きなダメージを受けていることもあり、施設の改装や修復にも費用がかかりやすくなっているようです。
ビギナーは上達するまでは、ボール料金の安い小型の練習場に通い、ある程度実力が付いてきたら、最新機器を備えた屋外の練習場に行く、もしくはうまく併用することで、なるべく練習場にかかる料金を節約する工夫をしてみても良いかもしれません。
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