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- 建て替えられる施設は少ない!? 多くのゴルフ場が頭を悩ませるクラブハウスの老朽化問題とは?
全国には開場から30年以上経過したゴルフ場が約1000コースあり、その多くが今後「クラブハウスの老朽化による建て替え」を行う必要が出てくるそうです。
クラブハウスを建て替えるゴルフ場が増加
2023年の下半期に入ってからゴルフ場のクラブハウスを建て替えるニュースをいくつか見かけました。
8月1日にアコーディア・ゴルフから届いたプレスリリースによりますと、相武カントリー倶楽部(東京都)は同日付でゴルフ場の名称を東京相武カントリークラブに変更するとともに、コウライ芝だったメイングリーンのベントグリーン化を行ない、新たなクラブハウスを11月1日(予定)にグランドオープンするとのこと。

東京相武カントリークラブは1963年11月開場で、間もなく開場60周年を迎えます。この機会に合わせて「はじまる、New東京ゴルフ。~一緒に、ゴルフを新しく~」のコンセプトのもと、ゴルフ場の名称変更、グリーンの張り替え、老朽化が進んだクラブハウスの建て替えに着手しました。
新しいクラブハウスは開場当初からあった旧施設を取り壊し、ほぼ同じ場所に建設します。車寄せ、スタートテラス、フロント、ショップ、レストランをワンフロアに集め、スムーズに移動できるようにするほか、女性用施設をはじめとする各種施設を充実させてコンパクトで機能性の高い空間を提供するそうです。
ゴルフ倶楽部金沢リンクス(石川県)も現在のクラブハウスを取り壊し、クラブハウス跡地に高級リゾートホテルを建設する計画を発表しました。
ゴルフ場運営大手のリゾートトラストが同ゴルフ場運営会社である大浜リゾート開発の株式の一部を取得し約300億円を投資。地上13~14階建て、高さ約60メートル、全室オーシャンビューの120室の会員制ホテルを建設します。
ホテルの建設は2024年7月に着工予定で、2027年の営業開始を目指します。その間は仮設のクラブハウスで営業します。
ゴルフ倶楽部金沢リンクスは1990年5月開場ですが、2007年には預託金を償還するメドが立たず、金沢地裁に民事再生法の適用を申請しました。今後も大幅な収益の改善が見込めそうにないため、リゾートトラスト主導で大幅なリニューアルに踏み切ることになりました。
老朽化が進んでいるが建て替え費用を捻出できない施設もある
日本のゴルフ場数は東京相武カントリークラブが開場した1963年は336コースでしたが、そこから加速度的に数が増え、1975年に1000コースを突破し、1992年には2000コースに到達しました。
その後は2002年の2460コースをピークにゆるやかな減少に転じ、現在は2200コース前後で推移しています(一般社団法人日本ゴルフ場経営者協会調べ)。
つまり、2200コースのうち約1000コースが1975年から1992年の間に開場したことになります。

1975年は48年前、1992年は31年前です。クラブハウスの耐用年数は約50年といわれていますから、これから多くのゴルフ場がクラブハウスの建て替え時期を迎えます。
しかしながら、日本のゴルフ場のうち約600コースは預託金償還問題で民事再生法や会社更生法など何らかの法的整理を経験しています。それによって財務状況は改善されたかもしれませんが、クラブハウス建て替えのための資金を積み立てることができるほど収益を上げている施設はほとんどありません。
したがって、安全面や設備面で建て替えの必要が生じても、現実問題として建て替え費用が捻出できないのです。
東京相武カントリークラブにしてもゴルフ倶楽部金沢リンクスにしても、アコーディア・ゴルフやリゾートトラストの支援がなければクラブハウスの建て替えは実現しなかったでしょう。
そのように考えると、今はキャッシュフローが回っていても、クラブハウスの建て替え費用が捻出できないため大手運営会社の傘下に入るゴルフ場が今後増えると思われます。
一方で、大手運営会社がクラブハウスの建て替えに投資をしても回収が見込めないと判断すれば、閉鎖という苦渋の決断をせざるを得なくなります。
今は多くのゴルフ場がにぎわっているように見えますが、5~10年後には岐路に立たされることになりそうです。
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