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- ゴルフ場で食べていいもの悪いもの スタートまで1時間なら“おにぎり一択”のワケ “炭水化物抜き”はNG!
ゴルフと他のスポーツの違いの一つは、プレー直前やプレー中に食事を取る機会が多いこと。朝早くから回る際には、スタート直前に朝食をとって、9ホール終了後にまた食事をすることが日本のゴルフ場では一般的です。ゴルフの朝や昼に食べるものとして注意すべきこととは? 管理栄養士の村井咲喜子氏が解説します。
スタート直前に“和定食”は重すぎる
ゴルフは技術的要素だけでなく、持続的なエネルギーと集中力が求められるスポーツです。18ホール全体を通じて、最良のパフォーマンスを維持するための食事の選び方について、管理栄養士の村井咲喜子氏が解説します。
ゴルフの朝のオススメの朝食はおにぎり。ゴルフというスポーツは、長い時間、ずっと考え続けなくてはならないので、炭水化物を取っておいたほうがいいからです。
オススメの具は、添加物の入っていない梅干しやこんぶ。コンビニのおにぎりでしたら、鮭でも全然問題はありませんが、脂っこいお肉が入っている重い系の具は避けましょう。胃の中で消化せずに滞留して、胸焼けなどの原因になるからです。
和定食でもご飯はしっかり食べられますが、鮭とか納豆が付いてきてしまいます。たんぱく質もしっかりと取れますが、スタート直前に食べてしまうと消化をしきれない可能性があります。スタートまで3時間以上あれば和定食でも問題はありませんが、1時間しかない時はおにぎりのみがベターです。おにぎりでもスタートの1時間前までには朝食は済ませておくようにしましょう。
ハーフターンのランチには麺類がオススメ
油は1グラムあたり9キロカロリーもあります。そのカロリーを消化するのには相当の時間がかかります。脂っこいものを食べ過ぎると、体が重たく感じる経験は誰しもがしたことがあるでしょう。これは胃の中の食物がしっかりと消化されていない状態で、特に脂が胃に滞留すると、消化に時間がかかり、プレー中のパフォーマンスが低下する原因となります。
ですので、ランチ時にはトンカツや天ぷら、カレーなどの油分の多い食べ物は避けることをオススメします。代わりに、うどんやそば、または消化が早くて炭水化物中心のパスタなどがおすすめです。
ラウンド中の空腹には、ラムネやエネルギーゼリー、バナナがベスト
9ホール後に食事をとった場合は心配ないと思いますが、スループレーのは、途中で何かを食べることをオススメします。繰り返しになりますが、持続的な思考を必要とするゴルフでは炭水化物の摂取が非常に重要です。特に、プレー中の主要なエネルギー源として、そして脳のエネルギー供給としてブドウ糖が必要となります。このブドウ糖が不足すると、血糖値が低下し、集中力に影響が出てきます。
そこで、このブドウ糖を効率よく補給するためのフルーツとしてバナナが最適です。ゴルフ中継でもよくプロがバナナを食べている姿を見かけることでしょう。バナナは持ち運びにも便利で、手を汚さずに食べることができます。また、ラムネやエネルギーゼリーなども、ブドウ糖を素早く摂取することができるので、途中でのエネルギー補給として最適です。
以上の点を踏まえて、食事の選び方に注意を払うことで、ゴルフプレー中の最良のパフォーマンスを維持することができます。最後に、十分な水分補給を心がけることも、プレー中の集中力や体調管理には欠かせないポイントとなりますので、お忘れなく。
【解説】村井咲喜子(管理栄養士)
世の中の情報に振り回されず、おいしく健康的に自分に合った食べ方を考えられるように、ゴルファーをはじめアスリートをサポートしている。大蔵ゴルフスタジオ所属。大蔵ゴルフスタジオ公式ホームページ https://www.ogs-p.jp/
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