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- カッコ悪いキズはできるだけ直したい! ゴルフクラブのキズってどうやって修復すればいいの?
愛用のクラブに、気がついたらキズがついていたという経験はないだろうか。クラブのキズはどうすれば直せるのか、クラブの専門家であるゴルフフィールズユニオンゴルフ店の店長、小倉勇人さんに聞いてみました。
メーカーも塗装の塗り直しは対応してくれない
ドライバーやウッド類を、カート道や練習場の駐車場などで落としてしまうと、塗装が剥げてしまうことがあります。普段はヘッドカバーをしていても、つい油断して……という経験は誰しもあるのではないでしょうか。こんなキズはどうしたらいいのでしょうか。クラブの専門家であるゴルフフィールズユニオンゴルフ店の店長、小倉勇人さんに聞いてみました。
「ウッドの表面は車のボディー塗装のようなものなので、はがれるような大きなキズは直すのがかなり難しいです。実はメーカーでも塗り直し修理はしてくれないんです」
「表面にキズがついた程度であれば、コンパウンドで磨けば、表面のザラつきが消えて、ある程度隠すことができますが、あくまで塗装を削ってごまかしているだけですので、元通りにするのは難しいですね」(小倉店長)
ヘッドの塗装は、塗り直し補修をしてくれる業者もあるそうですが、手間もコストもかかりますし、色合いなどまで完璧に元通りにはなりにくいということは覚悟しておく必要があるかもしれません。
ウッドのキズで多いのはフェースの上っ面に当たってしまった「テンプラ」の跡。クラウン部分にまで跡が残ってしまうケースもあります。
「ちょっとした跡であればメラミンスポンジでこすってみてください。これも表面を削ってごまかしているだけですが、薄いキズならキレイに消えることが多いです。もっとキレイにするには、私たちクラフトマンはアセトンのような溶剤を薄めて拭きますが、塗装を溶かしているわけですから、やりすぎないように気をつけてください」(小倉店長)
アイアンのキズは直せないので取り扱いには要注意
アイアンやウェッジなど、鉄系のクラブのキズはどうすればいいのでしょうか。
「普段使っていてアイアン同士がぶつかってできる『当たりキズ』を消すのは、事実上ムリです。バンカーで石を拾ってしまったときのキズなども直せません。表面の汚れやキズ程度であれば、メラミンスポンジや金属ブラシでゴシゴシ擦ると消えることがありますが、やはり本格的なキズを修復するのは難しいです」(小倉店長)
メッキに関しても、はがれてしまったら修復は困難。「どうしてもキレイに直したい」という場合は、全部はがして再メッキする必要があり、対応してくれる金属加工業者などを探すしかないようです。
練習場の緑のマットが落ちてヘッドにこびりついてしまった場合は、普通に使っていれば落ちますが、掃除する場合はドライヤーなどで温めると落ちやすくなるそうです。
パターのキズも、金属部分であればアイアン同様修復は難しいですが、樹脂パーツのキズはマニキュアの除光液が有効です。
「私はガソリンやアセトンを使うことも多いですが、マニキュアの除光液でもちょっとしたキズなら消せます。とはいえ素材もいろいろですので、ケースバイケースだと思います。除光液は、エラストマー系グリップの掃除にも使えるし、フェースについた練習場のボール跡などもキレイに落ちるので便利ですよ」(小倉店長)
いずれにしても、クラブについたキズを「元通り」にキレイに消すのは難しいようです。やはり丁寧にキズをつけないように扱うことが大事なようですね。
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