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- 早すぎたら凍ってる 遅すぎたら日没が怖い 冬ゴルフの“ゴールデンタイム”って何時スタート?
冬ゴルフは寒さ、凍結、日没など、時間帯によっていろいろ気にすべき状況が生じます。全体を通して比較的暖かくプレーできるようなオススメのスタート時間はあるのでしょうか。
冬ゴルフは「9時」が最強の時間?
夏は早朝の4時台から夜の7時近くまで日が出ているので、18ホールをラウンドし終えるまで明るい環境下でプレーができます。
一方、冬になると日照時間が一気に短くなるため、スタート時間が遅すぎるとすぐに暗くなってしまうだけでなく、気温もさらに低下してゴルフどころではないほど寒い思いをすることもあります。逆に早すぎても気温が上がり切らず、スタート時に凍える思いをすることもしばしば。
では、1日を通して明るく、かつ暖かく快適にゴルフを楽しめるような、オススメのスタート時間はあるのでしょうか。レッスンプロの山本昌夫氏は以下のように話します。
「一般的なハーフターンを伴う18ホールのラウンドでは、前半と後半がそれぞれ2時間15分、昼食休憩に1時間前後を要するため、週末なら、さほど混んでいなかったとしても5時間強はかかるでしょう。しかし、冬になると、日の出が6時半頃、日の入りが16時半ごろと日照時間は短く、ラウンドを通して暖かい環境下でプレーできる時間帯は限られてきます。個人的には、だいたい9時前後にスタートする枠を予約すれば、日がだいぶ上がってきて気温も高くなり始めるタイミングでプレーを始められ、また上がりも気温が一気に低下する前に戻ってこられるのでオススメかなと思います」
「私自身も、10時くらいにスタート予定だったラウンドを1時間程度前倒しにしてもらったことがあります。特に山奥にあるゴルフ場に行く場合は、太陽が山の陰に隠れて沈むのが一層早くなるので、その地域の日の入り時刻をチェックしたうえで9時を基準に予約するのが無難でしょう」
スタート時間が遅いとその日の組全体の流れに影響され、ペース次第では6時間を優に超えることもあります。最終ホールにたどり着く頃には薄暗くて寒い中プレーを進めなければならないこともあるので、10時以降のラウンドはオススメしにくいといえます。
1日を通して暖かく、快適な状態でプレーできる理想のスタート時間の幅はあまり広くなく、この時間帯を中心に予約枠が埋まっていくことが多いので、できるだけ早めに予約したほうが良さそうです。
冬のラウンドで起きるさまざまな不都合を回避
とはいえ、“ゴールデンタイム”にスタート時間を押さえられるとは限りません。冬ゴルフをプレーする際にはどのようなことに気を付けなければならないのでしょうか。
まず、スタート前には芝のコンディションを確認することが重要です。特に、夜間の気温が氷点下にまで達する地域の場合、地中に含まれる水分や芝の表面に霜が降りている可能性があります。なかでも凍ったグリーンにボールが直接着弾すると、滑ったり大きく跳ねたりして外へこぼれてしまう恐れがあります。
ほかにも、ティーイングエリアが凍結している場合はティーが刺しづらくなるという特徴があります。冬になると、ゴルフ場では先端が尖った重りを落とすことによって穴をあけ、ティーを刺しやすくする「ティーボーリング」と呼ばれる器具を用意しているので、活用しましょう。
さらに「冬のゴルフは飛ばない」と言われることもありますが、筋肉が縮こまって体の動きが鈍くなる、ボールのゴムが固くなって本来のパフォーマンスを発揮できなくなるといった理由で、実際に飛距離が低下する傾向が強いとされています。
澄んだ空気の中ゴルフをするのは非常に気持ちが良いですが、寒さに影響されてはプレーにも集中しにくいはずです。ゴルフのスタート時間にも“ゴールデンタイム”が存在することを覚えておくと良いかもしれません。
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