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- プレーそっちのけで撮影会…思わず「何しに来てるの?」と言いたくなる撮影に夢中なゴルファー増加??
楽しみにしていた念願のラウンド。写真や動画を撮って思い出に残したい気持ちも分かりますが、ラウンド中は同伴者や他のプレーヤーの迷惑にならないようマナーを守ることが鉄則です。ゴルフ場での撮影マナーについて、ティーチングプロの北原昌敏氏に話を聞きました。
撮影が原因でスロープレーに陥るようなことはあってはならない
プレーはもちろんのこと、ラウンドは大自然に囲まれた非日常的な空間で、気心知れた仲間と過ごす時間を楽しみにしているゴルファーも多いでしょう。仲間との思い出を記録に残そうと撮影をする行為自体は悪いことではありませんが、周囲の状況を把握せず夢中になっていると、他のプレーヤーから迷惑がられてしまうことも。
ラウンド時の撮影マナーについて、全てのゴルファーが注意すべきことをティーチングプロの北原昌敏氏に聞きました。
「撮影を仲間内で楽しむことは問題ありませんが、他のプレーヤーの迷惑にならないことが鉄則。特にスロープレーにならないよう、常に時間を意識する心がけが大切です。ラウンドではハーフを2時間15分を目安に回ることが推奨されています」
「私自身、ラウンドレッスンを行うこともありますが、時間は常に気にしています。生徒にも後ろが詰まってきたら撮影はしないように注意しますし、スロープレーになってきているのでプレーを急ぐよう必ず声掛けをします」
また、北原氏はスロープレー以外の注意点として「他のプレーヤーの集中を切らさないようにする配慮が必要」と言い、「ショットを打とうとしている時に周りの動きが視界に入ると、集中力が切れてしまうんですよね。それによって、ミスショットを誘発する可能性があります」と自身の実体験をふまえて話します。
同伴者が親しい友人の場合、スマートフォンなどを用いて撮影することも少なくありませんが、仲間内で楽しく撮影していると、知らず知らずのうちににぎやかになってしまうケースも考えられるでしょう。
北原氏はこのことについて「同伴者のことだけを気にしていると、隣接ホールに他のプレーヤーがいることに気づかない人も結構多いです。仲間内で盛り上がって大きな声ではしゃいだりするような行為は、当然ながらプレーの邪魔になります」と言い、他のプレーヤーへの配慮も忘れてはいけないと指摘します。
他者の写り込みやSNSへのアップは要注意
ゴルフ場を訪れると、スタートのティーイングエリアやクラブハウスの前で集合写真を撮るゴルファーの姿を目にすることがありますが、その時は被写体の背後にも注意が必要です。スタート時やクラブハウスは多くのプレーヤーでにぎわっているため、無意識とはいえ全くの他人が写り込んでしまうことも考えられます。
さらに北原氏は、写真をSNSなどネット上にアップする時の注意点について以下のように話します。
「撮影した写真や動画を自分だけで楽しむならまだしも、他人の顔が写っているにもかかわらずSNSにアップする行為は絶対にやめましょう」
「中にはSNSへの顔出しを嫌がる人もいます。アップしたい場合はその人に必ず許可を得ること。思わぬトラブルに発展する可能性もあるので、許可がない場合は絶対にあげてはいけません」
仲間との思い出を写真に残そうと撮影したくなる気持ちも十分理解できますが、他のゴルファーへの配慮が常に必要であることを忘れてはなりません。また、撮影に夢中になりすぎてしまったが故に、プレーの進行が遅れてしまってはゴルファー失格です。
本当の意味で最高のラウンドにしたければ、他のプレーヤーに不快な思いをさせない振る舞いが重要。撮影行為そのものは問題ないものの、ラウンド中は周囲の状況を常に把握して、プレーをスムーズに進めることを考える意識が大切であると言えそうです。
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