グリーンの大きさが極端に違う日本のゴルフ場! 大きさとプレー難易度にはどんな関係性があるの? | e!Golf(イーゴルフ)|総合ゴルフ情報サイト

グリーンの大きさが極端に違う日本のゴルフ場! 大きさとプレー難易度にはどんな関係性があるの?

グリーンの大きさはゴルフ場によってさまざまです。グリーンの大小の違いでスコアメイクにはどのような影響があるのでしょうか。

パッティングで苦戦するのは圧倒的に「大きいグリーン」

 グリーンとは、ゴルフコースには欠かせない構成要素の一つであり、フェアウェイよりも芝が細かく整えられていることが特徴です。

 グリーンにはカップがどこにあるのか分からないぐらい大きいものから、一発でオンさせるのが難しそうな小さいものまで、ゴルフ場によって大きさはまちまちです。大きなグリーンは、多少ミスしてもグリーンに乗りスコアがまとまりそうなイメージがありますが、難易度はどちらが高いのでしょうか。レッスンプロの三浦辰施氏は以下のように話します。

海外のゴルフ場は大きな1グリーンがスタンダード。小さな2グリーンは日本特有のレイアウト 写真:unsplash
海外のゴルフ場は大きな1グリーンがスタンダード。小さな2グリーンは日本特有のレイアウト 写真:unsplash

「大きいグリーンの方が圧倒的に難しいです。確かに、小さいグリーンの方が乗せるまでの過程は大変かもしれませんが、一度オンしてしまえばカップまでの距離は短くなります。対して、グリーンが大きいとオンした後のパッティングに手間がかかりやすいです。仮に大きいグリーンの端にボールが止まって、カップまで20~30メートルも残ってしまったら、スリーパットの可能性が高くなり、スコアをまとめにくくなります」

 小さなグリーンには、アンジュレーションが激しくカップに蹴られた反動でそのまま傾斜を下り、グリーンの外へこぼれ落ちてしまうような難しいものも存在します。しかし、18ホールトータルで考えれば、パッティングに充てられる打数的にも、そして気持ち的にも、小さいグリーンの方が攻略しやすいといえるでしょう。

 攻略しやすい小さめのグリーンですが、以前と比較すれば減ったといわれています。その理由を三浦氏は以下のように話します。

「芝が短く刈り込まれたグリーンは、ストレスや圧力に弱く、コンディションを保つには適度な休息が必要です。それが、2グリーンが採用されていた理由の一つですが、大きなグリーンでも色々な位置にカップを移動させることで対応。難易度を調節することもでき、総合的に見ればグリーンは大きいほどゴルフ場にとっては都合がいいといえるでしょう」

 日本では、年間を通して状態のよいグリーンを提供することを目的に、気候や風土の観点から暖地型のコウライ芝と寒地型のベント芝の2種類のグリーンを設置し、季節に応じて使い分ける方法もとられてきました。1つのホールにグリーンが2つもあるのは、日本独特のゴルフ文化ともいえます。

暑さに強いのベント芝が登場し1グリーン化が加速

 日本特有の2グリーンから、世界基準の1グリーン化へ。その流れが強まった理由は、バブル経済以降に海外の設計士にコースを作らせる機会が増えたり、改良が重ねられた結果高温多湿になっても弱りにくい新しい品種のベント芝が生まれたりしたことが挙げられます。

 他にも、しばしば話題になる「高速グリーン」も、葉が細くてボールが転がるときの抵抗が小さいベント芝の方が作りやすく、また、転がりがなめらかで傾斜通りに曲がりやすいと、ゴルファーからのニーズが高いことも挙げられます。

 一方で、コースレイアウトの大規模な改造に対して金銭的な負担がかかる、気候変動によって寒暖差が増幅し、季節に応じて使い分けないときれいなグリーンを提供できなくなってしまうなどの観点から、2グリーンを維持しているところも未だに多く残っています。

 日本のゴルフ場は今後も大きな1グリーン化が進むのか、それとも小さな2グリーンを維持していくのか、一種の岐路に立たされているのかもしれません。

【写真】グリーン上はパター次第!? 2023年11月の中古パターランキングベスト10

画像ギャラリー

2023年11月の中古パターランキング第1位 SIGMA 2 ANSER Platinum(ピンゴルフジャパン) ゴルフドゥ調べ
2023年11月の中古パターランキング第2位 スパイダーGT ブラック TM2(テーラーメイド ゴルフ) ゴルフドゥ調べ
2023年11月の中古パターランキング第3位 VAULT2.0 PIPER C Stealth(ピンゴルフジャパン) ゴルフドゥ調べ
2023年11月の中古パターランキング第4位 スパイダーGT ブラック TM1(テーラーメイド ゴルフ) ゴルフドゥ調べ
2023年11月の中古パターランキング第5位 TPコレクション ハイドロブラスト ジュノ TB1.5(テーラーメイド ゴルフ) ゴルフドゥ調べ
2023年11月の中古パターランキング第6位 TPコレクション ハイドロブラスト バンドン TM1(テーラーメイド ゴルフ) ゴルフドゥ調べ
2023年11月の中古パターランキング第7位 TPコレクション ハイドロブラスト デルモンテ TB1(テーラーメイド ゴルフ) ゴルフドゥ調べ
2023年11月の中古パターランキング第8位 スコッティ・キャメロン セレクト ニューポート2 2014(アクシネットジャパン) ゴルフドゥ調べ
2023年11月の中古パターランキング第9位 VAULT2.0 PIPER C Platinum(ピンゴルフジャパン) ゴルフドゥ調べ
2023年11月の中古パターランキング第10位 スパイダーX COPPER/WHITE スモールスラント(テーラーメイド ゴルフ) ゴルフドゥ調べ
海外のゴルフ場は大きな1グリーンがスタンダード。小さな2グリーンは日本特有のレイアウト 写真:unsplash
両サイドにいくつものマウンドが連なるPGMマリアGLの9番ホール 写真:ゴルフ場提供
日本庭園を思わせるPGMマリアGLの18番ホールの白砂バンカー 写真:ゴルフ場提供
南国情緒を醸すPGMマリアGLのクラブハウス外観。最寄りの圏央道・木更津東ICから約5kmとアクセスも便利 写真:ゴルフ場提供
PGMマリアGLでは『大人のリゾートハウス』をテーマに、華やかさと落ち着きを兼ね備えたロビーがゴルファーを迎える 写真:ゴルフ場提供
超ロングバンカーが強烈な存在感を示す新・西山荘CCの6番ホール 写真:ゴルフ場提供
常連のプレーヤーが「火星のよう」と表現する新・西山荘CC13番ホール。難易度も他の星レベル!? 写真:ゴルフ場提供
コースだけでなく、クラブハウスも個性的な新・西山荘CC 写真:ゴルフ場提供
距離感を合わせるのが難しいピートダイGCロイヤルCの12番ホール。アゲンストの風も難易度を上げる 写真:ゴルフ場提供
三角屋根が特徴のピートダイGCロイヤルCのクラブハウス。コースは栃木県の北西部に位置する 写真:ゴルフ場提供
設計コンセプトの集大成ともいえる、PGMマリアGLの17番ホールの浮島グリーン 写真:ゴルフ場提供
新・西山荘CC17番ホールの浮島グリーン。スリリングな興奮を味わおう 写真:ゴルフ場提供
ピートダイGCロイヤルC8番の浮島グリーン。コースは、ピート・ダイの設計理念がギュッと凝縮された造りになっている 写真:ゴルフ場提供

最新記事