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- 未経験の若者ゴルファー多数! ビギナーこそ定期的に「キャディー付きプレー」をすべき理由
最近ゴルフを始めた人のなかには、キャディー付きプレーがどのようなものか知らない人も一定数います。キャディーを付けると、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか?
雑務をこなすだけがキャディーの仕事ではない
セルフプレーが主流の昨今では、「キャディー付きプレーをしたことがない」という若いゴルファーも多いのではないでしょうか。そんな“キャディー付き未経験ゴルファー”のために、キャディーはどのようなことをしてくれるのか、ゴルフ場の経営コンサルティングを行う飯島敏郎氏(株式会社TPC代表取締役社長)に聞きました。
「基本的には、『カートを運転する』『打球を見る、探す』『ディボット跡やバンカーを均す』『プレーヤーが使用するクラブを持っていく』『クラブやボールを拭く』など、プレーヤーのために雑務をする役割と、『コースの攻め方を教える』『グリーンのラインを読む』など、プレーを補助する役割があります。本来は、後者のプレーヤーに攻め方のアドバイスをするのがキャディーの本質なのですが、接待ゴルフブームのときに根付いたプレーヤーの雑務をこなす役割が優先されているのが実情です」
ゴルフ規則10.3「キャディー」では、「プレーヤーはキャディーを1人使用することが認められており、キャディーにプレーヤーのクラブの運搬、アドバイスやその他の援助をラウンド中に行わせることができる」と記載されています。
キャディーには「プロキャディー」と「ハウスキャディー」の2種類が存在します。プロキャディーは、プロゴルファーに直接雇われ、パートナーとしてプロのトーナメントに帯同。ハウスキャディーは、ゴルフ場に直接雇われたり、請負業者に雇われてゴルフ場へ派遣されたりして、コースのキャディー業務に従事します。
キャディーがいれば、プレーに集中することができるのでスコアが向上しやすいメリットがある一方、デメリットはプレーフィーが高くなることが挙げられます。飯島氏は「キャディーフィーの相場は、4人1組の場合で1人約4000円。ツーサムやスリーサムなら、数千円プラスとなることが多い」と話します。
ひと昔前はチップを渡す慣習が活発にあったそうですが、昨今はコース売店での休憩時に飲み物を渡すなど、感謝の気持ちを表すのが一般的になっているようです。
キャディー付きプレーはマナーを学ぶ場になる
通常のプレーフィーにプラスして、約4000円といわれるキャディーフィーがかかるキャディー付きプレー。コストを考えると敬遠しがちですが、クラフトマン兼レッスンプロの関浩太郎氏は、あえて高いプレーフィーを支払ってでも、1度はキャディー付きプレーを経験することを勧めます。
「ビギナーの場合は、ラウンドのマナーやルールを覚えきれていない人も多いので、一度基礎を学ぶ目的でキャディーを付けてみてもいいと思います。たとえば、バンカーのならし方やディボット跡の直し方なども、正しく理解できている人は意外と少ないので勉強になるはずです。コースの特徴を理解しているので、コースマネジメントの基本も学ぶことができます」
「全部キャディーさんにいわれた通りにボーっとプレーしているだけでは意味がありません。キャディーなしでラウンドした際に、教えてもらったことを生かせるように、勉強しながらラウンドするといいでしょう。『あえて数カ月に1回キャディー付きでラウンドしてみる』のもオススメです」
ルールやマナーが二の次となってしまうと、「ファーの掛け声がない」「前の組に打ち込んでしまう」など、取り返しのつかない大事故に発展することも否めません。
ゴルフにはネットで調べた情報だけでは理解しきれないことも多々あります。キャディーさんにいろいろと学ぶことで、ゴルファーとして一人前になるのも早まるかもしれません。
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