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- 契約プロがレッスンやラウンドでおもてなし! 競争率約10倍というヤマハのファン感謝イベントに潜入
例年12月にはメーカーの契約プロによるファン感謝イベントが多数開催されますが、ヤマハが主催する「YAMAHA GOLF FAN SUMMIT 2023」はわずか36人しか参加できません。しかし、そのぶん参加者は契約プロと密な時間を過ごせるそうです。2023年12月に茨城県の美浦ゴルフ倶楽部で開催された「YAMAHA GOLF FAN SUMMIT 2023」を取材しました。
ヤマハユーザー36人が参加
例年12月になると多数開催されるのが、メーカーの契約プロによるファン感謝イベントです。多くはゴルフ場でユーザーとのラウンドやレッスン会などが行われますが、ヤマハが主催する「YAMAHA GOLF FAN SUMMIT 2023」はわずか36人しか参加できません。しかし、そのぶん参加者は契約プロと密な時間を過ごせるのがメリットだそうです。今回は2023年12月14日に茨城県の美浦ゴルフ倶楽部で開催されましたが、参加者は満足げな表情を浮かべていました。
今回が8回目となった「YAMAHA GOLF FAN SUMMIT」。6回目までは静岡県の葛城ゴルフ倶楽部で開催されていましたが「同コース以外のトーナメントコースでも」という意見を取り入れ、前回は千葉県の浜野ゴルフクラブ、今回は茨城県の美浦ゴルフ倶楽部での開催となりました。
参加した契約プロは藤田寛之、今平周吾、石井忍、岡部裕太、永井花奈、植竹希望、篠原まりあ、森岡紋加、藤野オリエの9人。藤野以外の8人がヤマハユーザーとラウンドし、藤野はラウンド後に練習場でレッスンを行いました。
気になる参加条件ですが、2つあり、同社クラブのユーザーであることと、イベント当日に同社のドライバーかアイアンを使用できること。今回は300人を超える応募があり、抽選により36人が参加しました。1組3人の計12組がアウトとインコースに分かれてスタートし、契約プロがそれぞれの組に随時加わりました。
2泊3日で参加したつわものも
今回、札幌市から参加した長南博さんは次のように語りました。
「今平プロ、石井プロ、植竹プロ、篠原プロの4人と2ホールずつラウンドしました。プロと一緒にラウンドする機会なんてめったにないので、とにかく楽しかったです。いろんなアドバイスもいただきましたが、プロのみなさんが打つ弾道が別格過ぎてそれが一番驚きました」
もちろん、長南さんだけでなく全員が4人のプロと2ホールずつラウンドできる組み合わせになっていました。ちなみに、交通費は自腹で、長南さんはイベント前日と当日夜の宿泊代の負担もあったそうですが「それだけの価値は十分ありました」と笑顔を見せていました。
アマチュアの「熱量」がプロを圧倒?
一方、参加したプロもアマチュアの熱量に圧倒されたといいます。
「本当にヤマハのクラブが好きな人が多く、最新のクラブを使いながら、これだけは手放せないと古いクラブも使っている人がいたんです。まるでプロ並みの思考ですよね(笑)」とは、石井の率直な感想。ゴルフ自体が好きなだけでなく、クラブについての知識が豊富な参加者も多く、レッスン番組やゴルフ雑誌などで活躍する石井からのアドバイスもしっかり聞いてくれる場面が多かったとのことです。1ホール、1ホールがお互いにとって貴重な時間になったようです。
篠原まりあが掲げる来季の目標はシード奪回
また、24年は久々にレギュラーツアーが主戦場となる篠原も、和気あいあいとした雰囲気を満喫できたといいます。
「初めて会った人同士なのに、まるで古くからの知り合いかのような感じで回っていたので驚きました。私自身が今回のコースをラウンドするのが初めてだったこともあり、コースについて参加者のみなさんといろいろ話すことが多かったですね」と振り返ります。
「楽しくラウンドしてもらうことが一番だと考えているので、技術的なことは質問されたときにアドバイスするように心がけていました」と、会話を楽しむことに重点を置いたそうですが、それでも的確なアドバイスに感動した参加者も少なくなかったようです。
その篠原ですが、23年のファイナルQTで38位となり、24年前半戦の出場権を獲得。19年以来のシード権獲得を目指し、2023~24年のオフは課題克服に励む予定とのこと。「今までは飛距離を求めてしまったことで自分のゴルフが崩れていました。飛距離よりも正確性を重視した安定感のあるゴルフスタイルを確立したいです」と、自分流のゴルフで勝負に挑みます。
ここ最近は20歳前後の若手の躍進が目覚ましい国内女子ツアーですが、その中で同学年の山内日菜子も23年にツアー初優勝を飾っているだけに、篠原もシード復活の可能性は十分あるでしょう。
「ショット力を磨き、パッティングを向上させてバーディー数を増やしていくところをギャラリーにアピールしたいです」と話す篠原。24年は篠原の活躍にもぜひ注目してほしいところです。
今回のイベントは表彰式の盛り上がりも特徴で、その理由は個人戦と団体戦の表彰があること。個人戦は新ぺリア方式ですが、全員にヤマハを筆頭とした協賛各社からの豪華賞品が行き渡るだけに満足感は高いでしょう。イベント参加の競争率は約10倍だけに、何度も応募しながらようやく今回初当選した人もいれば、運良く初めての応募で当選した人など参加者はさまざまでしたが、契約プロも含めて実りの多い1日だったことは確かです。
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