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- 組の雰囲気が少し悪くなる“ロストボール” 西日が強い冬場でもボールを見失わないコツとは?
太陽の位置が低い冬場のラウンドでは、ティーショットが逆光になることも珍しくありません。自分で打ったボールを目で追えないことが多く、ロストボールになる確率も他の季節よりも高くなりがちです。そんな冬場のラウンドで、ロストボールを最小限にするコツはあるのでしょうか。
西日がまぶしい冬はロストボールのリスク大
冬は西日がまぶしくて自分が打ったボールがどこに飛んだか分からなくなることがあります。
同伴者全員がボールを見やすい角度で行方を見守ってあげれば、飛んだ方向を把握できる可能性が高まりますが、多くのゴルファーは自分のことばかりに気を取られています。同伴者のティーショットの行方を真剣に見守ってくれるのは2~3人に1人くらいです。
タイミングが悪いと同伴者3人が誰もティーショットの行方を見ていないこともあります。そうすると打った本人が打感と打球音を頼りにボールを探すしかなくなりますが、残念ながらボールが見つかる可能性は低くなります。
アマチュアゴルファーのティーショットなんて右にも左にも曲がりますし、テンプラもトップも出ますから、3人がかりで見守っても見失うことがあります。特に冬は、目を皿のようにして見守ってあげたほうがいいです。
ボールの行方をしっかり見守っていても、ボールが見つからないこともあります。先日のラウンドでも、同伴者のティーショットがめぼしい場所をいくら探しても見つからないことがありました。
打った本人は「なくなるようなボールじゃないんだけどな」と未練が残っている様子でしたが、「なくなるようなボールじゃなくてもなくなる」ことがあるのは長年ゴルフをしていると誰もが経験します。
ゴルフ場はキチンと整備されているように見えても、暗渠(地下に設置された水路)が陥没してできた地面の穴にボールが落ちてしまったり、排水溝を転がって捜索不可能な場所までボールが入り込んでしまったりすることがあります。
また、カラスがボールをくわえて持ち去ったり、隣のホールから侵入してきた人が自分のボールだと思い込んで誤球してしまったりすることもあります。このような不可抗力があるので、ボールの行方を見守っていても100%見つかるとは限りません。
それでもボールの着地地点さえ確認できれば、ボールが見つかる確率が高まります。やはり同伴者全員がティーショットの行方を見守るのが効果的です。できればセカンドショットやサードショットも見守ってあげると、ロストボールを減らすことができます。
打った本人のイメージとは違う場所でボールが見つかることも多い
左右に曲がったボールを探すときは、着地地点の周辺だけでなく、前後左右もまんべんなく探すと見つかる可能性が高くなります。
打った本人は着地地点よりも前方を探す傾向がありますが、ボールが見つかるのは着地地点だと思っていた場所よりも後方のことが多いです。要するに打った本人が思っているよりも飛んでいないことが多いということです。
普段のドライバーの飛距離が240ヤード前後の人でも、左右に曲がったショットはたいてい200ヤード前後しか飛んでいません。木に当たって戻ったり、木の枝に当たって勢いが弱まったりすると180ヤード前後のこともあります。本人が探しているエリアの30~50ヤード手前が狙い目です。
現行のルールではボールの捜索時間は3分以内と決められています。3分という時間はキッチリ計測すると思っている以上に短いです。同伴者全員で広い範囲を探し回るのがボール発見のコツになります。
ロストボールを完全になくすことはできませんが、減らすことはできます。ボールが見つからないと不機嫌になる人もいますし、ロストボールが多発すると組全体のムードも悪くなります。
多くの人にとってゴルフは気軽にできるスポーツではなく、それなりのお金と時間をかけて楽しんでいます。OBや池に打ち込んでボールをなくすのは仕方がありませんが、見つかる可能性があったボールをなくすのはもったいないです。
同伴者のショットの行方に無頓着だった人は、この機会に見守るクセをつけてほしいです。そうするとラウンドの誘いがどんどん増えていきます。
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