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- ゴルファー保険は絶対に入るべき!? 打球事故が発生したらどう対応すればいいの?
危険な打球事故はいつ、どこで起きるかわかりません。実際に発生したらどうすればいいのでしょうか。
ケガの処置のほかにも示談に必要な情報も把握しておく
ボールを速く、遠くまで飛ばせるのはゴルフの魅力の一つですが、同時に重大な事故につながるような危険が潜んでいるのも忘れてはなりません。
例えばこんなシーン。高く上がったボールが隣のホールへ、そこでプレーしていた他の組のプレーヤーにボールが当たってしまう。そんな「打球事故」は、トラブルに発展する以上に大ケガや生死にも関わるので非常に危ないものです。
もしも打球事故が発生したらどのように対応すればよいのでしょうか。ゴルフ場の経営コンサルティングを行う飯島敏郎氏(株式会社TPC代表取締役社長)は以下のように話します。
「打球事故が発生したら、すぐにプレーを中断しマスター室に連絡を取るのが最優先。多くのカートには、多機能なナビゲーションシステムが装備されているので、それを使って打球事故が発生したホールやケガの状況などを伝えるようにしましょう。ボールはものすごく速いスピードで飛んでくるので、生涯残るようなケガにつながるほか、目に当たったら失明、さらに最悪の場合死に至りかねないほど危険です」
「打球事故では、ボールを当ててしまった加害者と当てられた被害者の間で保険や損害賠償などの事案が絡んでくるので、後でどの程度の事故だったのかがわかるように記録を残します。『誰が、いつ、どこで、何を』といった情報を、第三者の助言をもとにしっかり確認しておきましょう」
打球事故には、1度地面にバウンドしたボールが当たるケースもあれば、ダイレクトに直撃するケースもあります。後者は本当に深刻で、1分1秒を争うほど迅速な対応が求められます。
「ファー!」の掛け声は大きく長く
万が一に備え、キャディバッグに入れておきたい物はあるのでしょうか。飯島氏は以下のように話します。
「安全かつ確実に止血ができるように、清潔なタオルやハンカチのほかにも、内出血に備えて湿布や冷却スプレーなど、局所的患部を冷やせるグッズを持っているのもいいでしょう。また、帽子を被るのも打球事故の被害を少しでも抑えるのに効果があります」
帽子は、日差しや暑さからだけでなく上から何かが落下してきたときにクッションとなり頭部を守ってくれる役割を持っています。ゴルファーにとっては当たり前のことかもしれませんが、プレー中は常に帽子を身に着けているようにしましょう。
クラブハウスまでけが人を運んだら、容体に応じて119番通報をします。その際は焦らず、ゴルフ場の場所やどのようなタイミングで事故が起きたか、けがをした人の年齢や性別などわかる情報は細かく伝えるのが重要です。ゴルフ場側が通報する場合にも、従業員に事故の状況を細かく正確に伝えるようにしましょう。
最悪な事態を防ぐため、日ごろから意識したいことはあるのでしょうか。飯島氏は以下のように話します。
「打ち込みや打球事故の可能性が高いボールを周りのプレーヤーに伝える手段として『ファー!』と叫ぶのは周知の通りですが、多くの人は短めに終わらせてしまいがちです。ボールを打ってから着弾するまでには、少なくとも10秒近くはかかるので、落下するまでのタイムラグを考えてできるだけ長く、かつ大声で叫び続けましょう」
ボールを当てた側も当てられた側も保険に入っていなければ圧倒的に不利になってしまいます。ラウンド機会の多少に関わらずゴルフ保険への加入は考慮したいものです。一般的に月額500円前後から、なかには1日単位で入れるものもあり、最適なサービスが見つかるでしょう。
打球事故はいつ、どこで発生するかわかりません。事故が起これば、被害者にも、加害者にもなってしまいます。普段から気を付けることはもちろん、万が一起きた時にも正しい判断と行動がとれるように意識しましょう。
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