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- ゴルフ嫌いになっても困るし… ビギナーの「軽いルール違反」はどこまで許容すべきなの?
「バンカーから出ないから手で出す」「何回打ったか分からないので、だいたいのスコアを申告する」などは、ビギナーによく見られるのルール違反です。もちろん、どんなスポーツもルールを守つことは大前提ですが、時には「軽いルール違反」を黙認することも必要ではないでしょうか。
ビギナーがルールを守らないのではなく「知らない」
「小説ゴルフ人間図鑑」(発行:日刊現代、発売:講談社、著者:江上剛)という本を書店で見つけ、面白そうなので購入して読んでみました。
中身はゴルフ好きな人物が主人公の小説が全8話収録されている短編集でした。どの話もゴルファーの心理状況が巧みに描かれているのですが、主人公のうちの何人かがゴルフ好きであるがゆえに不正行為を働く人物であったため、少しモヤモヤした気持ちにもなりました。
第1話に出てくる社長はグリーンオンしたボールを同伴者の目を盗んでマークせずにピックアップし、カップに近づける不正行為を行ないます。第2話に出てくる会長はOBを打ったときポケットから別のボールを取り出して地面にポトリと落とす、俗に言う「卵を産む」不正行為を行ないます。

このような不正行為を毅然と指摘し、フェアプレーを促した人間に幸が訪れる、といったストーリーなのですが、そもそも確信犯で不正を働くゴルファーはこのところほとんど見かけません。
ゴルフというスポーツは不正行為に対して厳しい処分が下されます。プロゴルフの世界では過去にスコアを改ざんして10年間の出場停止処分を受けた選手がいますし、2023年は原英莉花選手と菅楓華選手がスコア誤記でツアー出場権を懸けた予選会で失格処分になったことも大きな話題になりました。
アマチュアゴルフの世界でも、いいスコアを出すために不正行為を働いても周囲の信頼を失うだけなので、メリットよりもデメリットのほうがはるかに大きいです。
ただ、ルールを知らなくてどうすればいいか分からないから新しいボールを出してプレーしたり、トラブルが立て続けに起こってスコアが数え切れなくなり、過少申告したりしてしまうケースがあります。
あるビギナーの女性から次のような質問をされたことがあります。「私は同伴者の打数とか全然数えていないんですけど、年上の男性は数えている人が多いんですよ。それで私が『6です』とスコアを申告すると『今は6じゃなくて7だった』と指摘されることがあります」
「私は別に悪気があって数え間違いをしているわけではないのに、鬼の首でも取ったかのように指摘しなくてもいいと思うんですが、あれは何ですかね?」
その質問に対する筆者の答えはこうです。「年上の男性は同伴者と“ニギリ”をすることが多かったんですよ。だから相手がスコアをごまかさないように、同伴者のスコアを数えるクセがついているんです」
“ニギリ”というのはゴルフのスコアに金銭を賭けることです。違法行為ですが、賭け麻雀と同じで少額の“ニギリ”はゴルフを楽しむスパイスと黙認されている時代がありました。その話をすると「なるほど!」と納得した様子でした。
あるがままにプレーするにはゴルフ場は難しすぎる
今の時代、ゴルフを賭け事として楽しむのはコンプライアンス的によろしくないので、純粋にレジャーとして楽しんでいる人がほとんどです。
だったらティーショットがOBだった場合、ボールが飛び込んだ付近から新しいボールでプレーしてもまったく問題ありませんし、2019年のルール改正ではプレーファストの観点からローカルルールでそのようなプレーを推奨しています。
スコアの過少申告も公式競技であれば競技失格になりますが、アマチュアのプライベートラウンドであれば本人が自己申告したスコアをわざわざ指摘する必要はないのではないでしょうか。
そもそもビギナーにとって、18ホールを1つのズルもせずに回り切るのはけっこう難しいです。バンカーから2回打っても脱出できなかったら“手の5番”で出すとか、下りのパットを打ちすぎてグリーンから出そうになったら“足の5番”で止めるとか、ビギナー用のローカルルールを設定してあげないと、ゴルフ場でプレーすることが楽しみではなく苦痛になってしまいます。
「ゴルフ場に来るんだったらルールブックぐらい読んでこい」というベテランゴルファーもいますが、ゴルフのルールは難しいですし、規則1から規則25まで234ページもあります。用語の定義と索引まで含めると277ページです。
それよりも最初のうちはスコアを気にせずプレーを楽しみ、スコアにこだわりが出てきたら正しいルールを少しずつ覚えていくのがいいのではないでしょうか。
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