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- 「あっちはダメですよ」と言われた場所に必ずボールが… キャディーつきプレーには向き不向きがあるの?
プレー中の様々なことをサポートしてくれるキャディーさん。プレーの進行を考えると、セルフプレーより確実にスムーズにラウンドできます。しかし、スコアがよくなるかというと話は別です。キャディーつきプレーに向き不向きはあるのでしょうか。
キャディーつきは便利だけどショットの精度が求められる
キャディーつきプレーが好きか嫌いかと聞かれたら、好きと答えます。キャディーさんがいると自分のプレーに集中できますし、初めてラウンドするゴルフ場ではどこに何があるか分からないので頼りになります。
ただ、常にキャディーフィーを支払ってまで選択するかと聞かれたら、ノーと答えます。今の時代、キャディーつきプレーを選択すると4バッグでもセルフプレーより約4000円高くなります。
キャディーフィーを2回ぶん節約すれば、1回ぶんのセルフプレー料金を捻出することができます。個人的にはそちらを選びます。
したがって、キャディーつきでラウンドするのはそういったゴルフ場に誘われたときだけですから、1年に2~3回くらいでしょうか。
先日、久しぶりにキャディーつきでラウンドする機会がありました。実はコースに到着するまでセルフプレーだと思い込んでいたのですが、キャディーバッグが積み込まれた乗用カートの横にキャディーさんが立っていたので、そのときに初めてキャディーつきプレーだということに気づきました。
普段はキャディーつきプレーであれば誘われた時点で気づくのですが、今回は「コンペの参加費はいくらで、ゴルフのプレー料金とコンペ参加費がすべて含まれています」という誘いだったので気づかなかったのです。
参加費はすでに支払っていたので、セルフプレーがキャディーつきプレーに格上げになってラッキーと思いました。
ところがスタートしてみると「キャディーつきプレーってけっこう難しいな」という印象を持ちました。なぜかというと、ラウンドしたコースは何度かセルフプレーで訪れたことがあったからです。
セルフプレーのときはティーイングエリアからグリーン方向を見渡し、フェアウェイの真ん中をめがけて打っていくだけでしたが、キャディーつきプレーになるとティーショットを打つ前に次のような説明が入ります。
「このホール、フェアウェイが広いですが右サイドは林がせり出していてセカンドでグリーンが狙いづらくなります。フェアウェイ左サイド狙いでお願いします」
その説明を聞くと「確かに前回ラウンドしたとき右の林が邪魔だったな」と思い出すのですが、ティーショットを打つ前にそれを言われると、途端にフェアウェイが狭く感じます。
そして右サイドに行かないように脳が指令を出しますから、よくても左サイドのラフ、ひどいと引っかけやチーピンが出ます。
それだったら「フェアウェイが広い」という情報だけを頼りにティーショットを打ったほうがうまくいく確率が高いのではないか、という気がしてしまいました。
キャディーつきプレーは向いている人と向いていない人がいる
その後も「このホールは右の谷に落とすと大変なので、ティーショットもセカンドショットもフェアウェイ左サイドでお願いします」といった具合に説明してくれるのですが、「人間の脳は否定形を理解できない」といわれていることもあり、「否定されたことをしなければいけないのでは」と錯覚してしまいます。
その錯覚を肯定形で上書きするのが脳の特性を生かすコツらしいのですが、筆者はそれが苦手です。
「あのバンカーに入れてはダメです」という説明を聞くと「じゃあ左の花道を狙おう」と肯定形で脳に指令を出すのですが、打ったボールは不思議とバンカーに吸い込まれます。
結局、セルフプレーでラウンドしたときよりもキャディーつきプレーでラウンドしたときのほうがスコアを崩すという残念な結果になりました。
キャディーつきプレーにはもちろんメリットもたくさんあるのですが、好きか嫌いかという基準とは別に、「向いているか向いていないか」という基準もあるのかもしれないと感じました。
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