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- プロでも60〜70%といわれてるけど…アマチュアはフェアウェイキープ率どのくらいを目指せばいいの?
アベレージゴルファーやビギナーは、ティーショットがラフやOBに入ってしまうことも多いです。まずはどのくらいのフェアウェイキープ率を保てるよう意識するといいのでしょうか。
ティーショットはドライバーで打つことに意味がある?
トーナメントに出場するプロ選手たちの多くは、豪快な音を立てたティーショットを高確率でフェアウェイキープします。

一方、週末に趣味程度でラウンドをするアマチュアや、ゴルフを始めて間もないビギナーのなかには、ドライバーを扱うだけでも精いっぱいなうえ、ボールを大きく曲げフェアウェイから逸れて、ラフやOBに入れてしまう人もいるでしょう。
では、アマチュアやビギナーはどれくらいのフェアウェイキープ率を保てるようにすればいいのでしょうか。レッスンプロの山本昌夫氏は以下のように話します。
「フェアウェイキープ率とは、全18ホール中直接グリーンを狙うパー3の4ホールを除いた14ホールにおいて、ティーショットをどれだけフェアウェイに乗せられるかどうかを指し示すものです。『プロであれば当たり前のようにフェアウェイに落とせる』と考えている人もいるかもしれませんが、どんなに優勝している選手だったとしてもラフに入れてしまうことはあります。実際のプロのフェアウェイキープ率は、平均して60〜70%程度ともいわれています」
「ですので、それなりにスキルが身についているアマチュアなら50%、ビギナーなら40%ほどあれば非常に大したものだといえます。ドライバーでのショットに自信がない人のなかには『ティーショットだからといって無理してドライバーを使う必要はなく、ユーティリティーやアイアンでも構わないのでは?』と思う人もいるでしょう。実際にそうしたアドバイスをするレッスンプロもいます」
「確かに、いつも使い慣れているクラブで打てば必然的にフェアウェイキープ率も上がるはずですが、『ティーショットは、ドライバーで思いっきり飛ばすことに楽しさがある』というのが私の意見です」
「早い段階からドライバーに慣れる練習をしっかり行わないと、将来的にも飛ばせなくなってしまう可能性があります。そのため、教室の生徒の方たちにも『池やOBに入らなければ、多少曲がってしまってもいいから頑張って振り抜けるようになりましょう』と指導しています」
「ゴルフは、数ある球技の中でもとりわけボールを遠くに飛ばすことのできるスポーツです。ドライバーで打ったティーショットが、緑いっぱいのコースと青空の間を飛んでいく様子には爽快感を感じますよね」
「もしもドライバーを一切使用しないでプレーをした場合、フェアウェイキープ率などの正確性は増す反面、『ゴルフならではの醍醐味を味わうことができない』という考え方もできるかもしれません」
ドライバーが苦手でもフェアウェイキープ率を上げられる方法とは
ドライバーに対して苦手意識を持っているアマチュアやビギナーも一定数いますが、フェアウェイキープ率を少しでも高くするためにはどうすればいいのでしょうか。山本氏は以下のように話します。
「ドライバーでミスショットを起こしやすい人の特徴として、シャフトが長いので、何度も打って疲れてくるとボールが曲がりやすくなることが挙げられます。一般的に、ドライバーを構える時はグリップエンドから1〜1.5センチ開けて持つべきだといわれますが、疲れてきたと感じたらさらにもう1センチ程度短く持つと、若干ではあるものの振り抜きにくさが解消するでしょう」
「ただし、あくまでもこの方法は後半に備えての応急処置でしかないため、最初から短く持って打つと、そこから曲がり始めた場合に修正の余地がなくなってしまいます。そうすると、ユーティリティーやアイアンなどに甘んじてしまいがちになるので、はじめはセオリー通りの持ち方で打つことを念頭に入れておいてください」
ティーショットはOBやバンカーよりもラフ、そしてラフよりもフェアウェイに落とせた方が、次のショットで圧倒的に有利になります。ゴルフの魅力を自ら消さないためにも、ドライバーにしっかりと面と向き合って練習をし、フェアウェイキープ率を高くできるようにしましょう。
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