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- 出発するとき気を遣うからイヤなんだけど… ゴルフ場や練習場で前向き駐車が多いのはなぜ?
ゴルフ場や練習場では、普段は見慣れない前向き駐車をしているクルマが多いように感じますが、なぜなのでしょうか。
キャディーバッグの出し入れは前向き駐車をしたほうが楽な場面が多い
ショッピングモールやスーパーなど、日常的に利用する駐車場に停められている多くのクルマは後ろ向きで駐車されています。後ろ向き駐車のほうが帰りの出発がスムーズですし、教習所でも後ろ向きで駐車するのがベターだと教えられます。

しかし練習場に停められているクルマは前向きに駐車されていることが多いように感じますし、ゴルフ場でも前向き駐車をチラホラ見かけます。何か意味があるのでしょうか。ゴルフ場の経営コンサルティングを行う飯島敏郎氏(株式会社TPC代表取締役社長)は以下のように話します。
「ラゲッジに積んでいるキャディーバッグを安全かつ快適に下ろしたいのであれば、前向き駐車が一番スムーズなのです。狭い練習場の場合は駐車場も混雑しており、どうしても隣に駐車しているクルマとの間隔が狭くなります。後ろ向き駐車をしてしまうと、ラゲッジからキャディーバッグを出してクルマとクルマの間を歩かなければいけないこともあります。その際、うっかり隣のクルマにぶつけて傷をつけてしまう可能性があるのです」
「安全面を考慮して前向き駐車をするのが無難ですが、マナーとして決められているわけではありません。ゴルフ場によっては、隣のクルマとの間隔が十分に確保されていることもありますし、空いているのであれば後ろ向きに駐車しても問題ありません」
「ゴルフ場では高級車が停められていることも珍しくないので、キャディーバッグの積み下ろしの際は十分に気をつけましょう。乱暴に積み下ろしをしたせいで、自分のクルマを傷つけてしまったという事例もあります」
「植物保護」という観点もある
別の理由で前向き駐車をゴルファーにお願いしているゴルフ場もあるようです。全国でゴルフ場を運営する、株式会社東急リゾーツ&ステイの広報担当者は以下のように話します。
「当ゴルフ場の一部では、植物保護の目的で前向き駐車をお願いしています。後ろ向きで駐車されてしまうと、手入れをしている植物に排気ガスがかかってしまい、悪影響を及ぼす可能性があるからです」
「ゴルフ場や練習場以外にも、コンビニの駐車場では前向き駐車が推奨されている場所が多々あります。こちらもクルマから出る排気ガスが民家の方向に流れていかないよう、配慮しているからだそうです」
普段はめったにしないかもしれませんが、ゴルフを始めると前向き駐車をする機会は増えていくでしょう。苦手意識がある人は、改めて前向き駐車のコツをおさらいしておくといいかもしれません。とくに前向き駐車から帰宅する際はバックで出発しなければならないので、左右にクルマがある場合は難しくなります。運転に慣れていないゴルファーの場合は、なるべく受付がある入口から遠く、空いている場所に停めるのが無難でしょう。
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