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- 昨今ゴルフカートのマナーが乱れている!? 問題行動や危険運転の具体例どんなものがある?
時代の変化とともにゴルフカートを運転する際に守るべきマナーも増えています。昨今やってしまいがちなマナー違反には、どのようなものがあるのでしょうか?
同乗者もスマホを見たりせず前方を見ておく
ゴルフカートをプレーヤー自ら運転してラウンドする場合、カートを的確に進めていくことができないと、プレーの進行がスムーズにいかなくなったり事故が発生しやすくなったりします。基礎的なルールは学んでおく必要があります。
しかし昨今では、ゴルフカートを安全に運転できないゴルファーが増えているようです。ルールやマナーの啓蒙活動を積極的に行っている一般社団法人 静岡県ゴルフ場協会事務局長の吉田真之氏は以下のように話します。
「最近はフェアウェイ乗り入れ可能なゴルフ場も増えてきましたが、立ち入り禁止エリアに進入して事故を起こすケースが増えています。極端な例ですが、OBゾーンやバンカー等に入ってしまうゴルファーもまれにいます」
「静岡のゴルフ場はアップダウンが大きいコースが多いのですが、スピードを出しすぎて横転したり、衝撃でけがをするゴルファーもいます。同乗者についても、いつ事故が起こるか分からないのでスコア入力をしたりスマホを見たりせず、なるべく前方を見ておくようにすると万が一に備えることができます。ゴルフカートの運転はゴルファーが思っている以上に危険を伴うものなので、公道を走るときと同様に安全運転を心がけていただきたいです」
フェアウェイ乗り入れ可能なコースは、次打地点のすぐ近くまでカートを動かせるメリットがある一方、縦横無尽に走れてしまうため、安全のために運転者の経験や技量が必要とされます。
また、ゴルフカートの停車位置を間違えるゴルファーも増えていると吉田氏は話します。
「ビギナー、ベテランに関係なく、自分がボールを打ったら数本クラブを持って自由気ままにどんどんカートを前に進めてしまうゴルファーが多いと多くのゴルフ場から聞いています。プレーヤーよりカートを前に進めてしまうと、シャンク等のミスショットが出た際にボールが当たる危険性がありますし、後続組に全員打ち終わって移動したものと勘違いされて、打ち込まれてしまう可能性もあります」
「さらに前の組からしても、プレーヤーより先にカートが進んでくると煽られていると感じてしまうかもしれません。同伴者含めた全プレーヤーよりカートを前に進めないことを常に意識してほしいです」
スロープレーにならないように意識するあまり、焦ってカートを前方に進めてしまう人も多いようです。
カート内での喫煙や飲酒運転もマナー違反
ほかにも、禁止されているにもかかわらず、カート内で喫煙するゴルファーも一定数いると吉田氏は話します。
「一昔前と異なり、カート内での喫煙を禁止するゴルフ場も増えていますが、関係なく吸っているゴルファーがいます。同伴者にタバコ嫌いな人がいれば迷惑をかけてしまいますし、ゴルフ場が指定した場所で喫煙するのがルールとなっているので、決まりは守るべきです。ゴルフカートに灰皿が設置してあったとしても、現在はルールが変わっている可能性があるのでかならず確認するようにしましょう」
ここ数年で分煙に対する意識はかなり高くなったので、ゴルファーに迷惑がかからない併設されている喫煙所で吸うのが無難かもしれません。道交法は適用されないとはいえ、缶ビール片手に運転というのも危険極まりない行為です。
ゴルフカートに関しても、時代の変化とともに守るべきマナーは変わってきているので、考え方をアップデートしていく必要がありそうです。
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