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- 大規模コンペ復活の兆し!? ゴルフ場から「コンペ賞品」を多めに提供してもらう秘訣はあるの?
「10組のコンペを開催するので、ゴルフ場からもコンペ賞品を提供していただけませんか?」。コロナ禍以前には頻繁に交わされたコンペ幹事とゴルフ場の会話です。コロナ禍が落ち着き、大規模コンペも増えつつありますが、ゴルフ場からコンペ賞品を多めに提供してもらうコツはあるのでしょうか。
3組以上のコンペには賞品やサービスをつけてくれることがある
新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが2類相当から5類に移行して1年が経過しました。今春は飲食店でも大人数の飲み会が目立つようになり、街中にコロナ前のにぎわいが戻ってきた気がします。
飲食店の方々に話を聞くと、コロナ前の水準にはまだ戻っていないという声もありますが、外国人観光客も明らかに増えており、コロナ禍とは異なるステージに突入したことは間違いありません。
ゴルフ場関係者と話をしていても、コロナ禍は1組単位の予約が急増した一方でコンペ需要は著しく低下していたそうですが、5類に移行した後はコンペ需要も順調に回復しているようです。
そのことを実感するのは、コンペ予約のたびに「コンペ賞品を何か提供してくれないか」あるいは「コンペ参加者に何かサービスしてくれないか」とお願いされる機会が増えるからです。そのあたりの事情をゴルフ場関係者に聞いてみました。
「ゴルフ場予約は今の時代、電話かインターネットの二択ですが、ネット予約が普及する前はゴルフ場の営業マンが各企業を回ってコンペの予約を取ってくる法人営業を行なっていた時代がありました」
「その時代は営業マンがコンペ幹事さんへの誘い文句で、『10組以上のコンペならコンペ割引でプレー代をお安くしますよ』とか『豪華なコンペ賞品をおつけしますよ』といった提案をしていました」
「今の時代はゴルフ場サイドから積極的な営業活動は行なっていないのですが、当時のことをご存じのゴルファーの方は『コンペなんだけど何かちょうだい』と必ずおっしゃいますね」
そのようなお願いをされた場合、ゴルフ場はどのように対応するのでしょうか。
「コンペの規模によって2種類の対応があります。まず3~10組程度のプライベートコンペの場合は、ランチタイム時のソフトドリンクをサービスするか、ボール1ダースをプレゼントします」
「ウチのゴルフ場は3組9人以上をコンペと定義しています。そこから10組40人くらいまで対応は一緒ですね。ただし、幹事さんとの交渉によってソフトドリンクサービスとボール1ダースを合わせ技で使うこともあります」
「次に参加者が150~200人のコンペで、表彰式も大々的に行なう場合は、ゴルフ場を宣伝する意味合いもあって無料プレー券を協賛することがあります。平日限定の利用になりますが、コンペの参加人数によってお1人様分の無料プレー券を協賛したり、1組4人分を協賛したりします」
「無料プレー券を協賛すると表彰式が盛り上がりますし、ゴルフ場としても原価がかかっているわけではないので、それほど大きな負担にならないのです」
コンペ賞品の提供の相談はゴルフ場に直接電話
このようにゴルフ場はコンペの幹事さんからのお願いに対応する準備は用意しているものの、その前提としてコンペ幹事さんに知っておいてほしいことがあると言います。
「近年はゴルフ場予約サイトで予約を入れてから電話をかけてきて『コンペなんだけど何かちょうだい』と交渉してくるケースが増えています」
「でも、すごく細かいことをいいますと、ゴルフ場予約サイト経由ですと予約手数料がかかりますから、それに加えてコンペ賞品やサービスの提供はしづらいんですね」
「そのような電話を受けたときは、『インターネットの予約を1回キャンセルしてもらっていいですか』『この電話であらためてご予約を承ります』ということになります」
「ただ、ゴルフ場予約サイトからすると、いったん入った予約がキャンセルになるのは困るといわれることがあります」
「ですからコンペで商品提供やサービス提供をお願いしたいときは、最初からゴルフ場に直接電話して交渉していただいたほうがありがたいです」
昨今はゴルフ場を予約する際に電話を使用しない人が増えていますが、交渉事がある場合は電話予約のほうがお互いにとってスムーズなようです。
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