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- 数えなくてもいいじゃん! スコアを“あえて”つけないラウンドでゴルフ本来の楽しさを再確認
ラウンドの際はスコアをつけながらプレーすることが一般的ですが、ビギナーであれば“あえて”スコアをつけずに回るゴルフを推奨する声もあるようです。その理由とは?
優先すべきはプレーのスムーズな進行
待ちに待ったコースデビュー。初めてティーイングエリアに立つビギナーは、ワクワクと緊張が入り交じった気分で当日を迎えるはずです。
多くのゴルファーが最初の目標とするのは、いわゆる「100切り」。とはいえ、ラウンド経験が少ないビギナーは100切りどころか130以上を叩くのもよくあること。ラウンド中には、打数を指折り数えることもあるかもしれません。
しかし、ビギナーがラウンドする際はスコアよりも気にすべきことがあります。それは「プレーファスト」です。
当然ながらコースには練習場のように自分専用の打席があるわけではなく、多くの人が同じフィールドでプレーをします。同伴プレーヤーはもちろん、後続組をはじめとした他のプレーヤーに迷惑をかけないことがラウンド中は大前提。たった1組の進行の遅れが、全体の流れを悪くしてしまうのです。
ましてや、さまざまなミスショットや本気の素振り(空振り)が飛び出すビギナーは、どうしても進行が遅れがち。自分が打ったボールに向かって走ることも少なくないでしょう。
そんな時に「これって何打目だっけ?」と思いを巡らせるのは、進行の妨げになるだけでなく上達を目指すうえでもあまり意味がありません。それよりも目の前のショットに集中したりプレーの進行に意識を傾けたほうが、いちゴルファーとしての“総合的なレベルアップ”につながります。
例えば「もう6打目か……」などとマイナスな思考を残しながら打つのと、「次はあそこらへんに打っていきたい」と前向きにイメージしながらスイングするのとでは、その場の結果だけでなく、その後のゴルフ人生にも違いが出てくるはずです。
ビギナーがいちゴルファーとしてレベルアップするには、技術だけではなくゴルフならではの作法やプレーファストにつながるコツを身につけていく必要があります。
他のプレイヤーが打つ時の振る舞いやグリーン上でのマナーはもちろん、次のショットに向けた準備やスムーズで効率的なプレーの進め方など、ビギナーが覚えるべきことは無数にあるのです。
ラウンドはこういった“ゴルフの一般常識”を現場で学べる絶好の機会。スコアを数えることに時間や意識を取られるよりも、まずは他のプレーヤーに迷惑をかけないスマートなゴルファーを目指していきましょう。ゴルフの腕前はまだまだでも、進行がスムーズでテキパキしていれば同伴プレーヤーはもちろん、後続組の視線も温かいはずです。
一方、ビギナーに限らず時々見られるのが間違ったカートの乗り方です。もし、自分が一番最後に打ってカートに乗る際は、クラブはバッグにしまわず持ったままカートに乗って出発するのがスマート。クラブは次にカートを停めた場所でしまえば、誰を待たせることもなく全体のプレーファストにつながります。
打数よりも「ボギーやパーが〇個とれた!」にフォーカスを
また、スコアをつけずにラウンドをすることで、ゴルフ本来の楽しさに気付けることもあるのです。
コンペなどを除けばスコアをつけるのは必須ではないですし、仮にスコアをつけたときに大きな数字がずらりと並んでいると、テンションが下がったりゴルフが嫌になってしまうかもしれません。大叩きしそうになったら、スコアのことはきれいさっぱり忘れましょう。
それよりも「きょうはボギーやパーが〇個とれた!」ということにフォーカスしたほうが、シンプルなラウンドになりますし気分もいいはずです。
ビギナー仲間とスコアを競うのもゴルフの楽しさの一つですが、それはお互いにもっと上達してからでも決して遅くはありません。
打数にこだわるのではなく、あえて「スコアをつけない」ラウンドを実践してみるのも悪くないでしょう。
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