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- 安価なUSモデルは魅力的に感じるけど… 同じモデルの日本仕様と海外仕様って具体的に何が違うの?
クラブを買おうとショップで探しているとき、「USモデル」や「海外仕様」と書かれた商品を見かけることがあります。見た目はあまり変わらないように見えますが、日本仕様と海外仕様でのクラブとでは、どのような違いがあるのでしょうか。
日本人と欧米人の体格の差がクラブにも表れている
ネットショップや中古ゴルフショップで欲しいクラブを探していると「USモデル」や「海外仕様」と書かれた商品を見かけることがあります。外見はほとんど変わらないように見える海外仕様クラブですが、価格が日本仕様よりも少し安かったりします。
では、日本仕様のクラブと海外仕様のクラブとでは、どのような違いがあるのでしょうか。レッスンプロ兼クラフトマンの関浩太郎氏は以下のように話します。
「クルマでも、国内向けと海外向けとでハンドルの位置が違ったり、同じ国内向けでも北海道仕様のものはバッテリーやワイパーなどが耐寒・耐雪構造になっていることがあります。それと同じく、ゴルフクラブも販売する国や地域に住む人の体格やパワーに合わせて仕様が異なり、海外向けの場合はアメリカをはじめとした欧米人にマッチした改良がなされています」
「欧米人は、日本人よりも体格が大きいうえに握力も強く、ヘッドスピードも速い傾向があるので、シャフトも重くて硬くなるように設計されています」
「また、構えたときのフェースの向きにも変更が加えられています。日本人はスライサーがほとんどのためフェースが若干左を向いているのに対し、アメリカ人はフッカーが多いので、フェースもそれに合わせて開くように作られているのです。それらの違いはかなり小さく、ビギナーやアマチュアゴルファーの場合、持っただけでは気が付かないと思います」
「しかし実際に打ってみると、クラブのわずかな重量差や構えた時のフェースの向きで弾道に違いが出ることもよくあります。普通の体格・体力の日本人ゴルファーなら、日本仕様のクラブを使うのがベターでしょう」
ほかにも「通常販売されている番手で、海外仕様はロングアイアンが入っている代わりにサンドウェッジは入っていない」「同じブランド、同じ番手でも、アメリカでしか売られていないロフト角がある。反対に日本でしか売られていないものもある」といった違いも見られます。
全ての海外仕様のクラブに当てはまるとはいえないものの、一部のメーカーによっては手の大きさの違いに合わせ、グリップの太さを変えているものもあるそうです。
海外仕様のクラブは日本でも手に入る
さらに関氏は、「海外仕様のクラブは日本でも購入することができる」と話します。
「海外の方がクラブの販売価格は低いです。なおかつ大手ではなく個人輸入のルートを通ってきたものに関しては、本社ではなく小売店から直接買い付けている関係で、むしろ国内で日本仕様として売られているものより安く手に入ります」
「日本人の中にも、握力が強い人やヘッドスピードの速い人がいます。そのような方には、ヘッドが重くてシャフトもより硬い海外仕様の方が向いているといえます」
ただし、非正規ルートで輸入された商品の中には、ニセモノが紛れ込んでいる可能性もあります。ゴルフクラブに限った話ではありませんが、もしも国内から海外仕様のモデルを購入したい際は注意するようにしましょう。
日本で売られているクラブは、日本人の体格やスイングスタイルに合うように作られていますが、しっくりくるものになかなか出会えない人もいるかもしれません。そのようなときは、海外仕様のクラブに目を向けてみるのもいいでしょう。
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