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- ラウンドに行かなくても満足!? “練習場シングル”を楽しむゴルフライフはアリなのか
ゴルフが大好きであっても、真夏や真冬は開店休業中で、ラウンドにはあまり行かないという人は少なくないでしょう。では季節を問わず、そもそもラウンドに行かない、“打ちっ放しオンリー”のゴルフライフはアリなのでしょうか。
適度な運動を気軽に楽しめる“打ちっ放し”
ゴルフが好きでも真夏や真冬は開店休業中で、ラウンドには行かないという人もいるでしょう。真夏のラウンドは熱中症の危険性が高く、真冬のラウンドでは心筋梗塞などのリスクがあります。ゴルフは年齢を重ねても楽しめる生涯スポーツなのに、無理をしすぎて身体を壊してしまったら本末転倒です。
身体への負担が大きい季節は無理をせず、打ちっ放しやインドアゴルフなどを活用してボールを打つ感覚をキープしたり、スイング改造に取り組むのもいいでしょう。もちろんゴルフはオンシーズン限定で、夏はキャンプ、冬はウインタースポーツなどに没頭するのも大いにアリです。
では、そもそもラウンドに行くことを想定しない、“打ちっ放しオンリー”のゴルフライフはアリなのでしょうか。
結論からいえば、もちろんアリです。なぜなら、ゴルフというスポーツには、ラウンドに行かなくても実感できる様々な魅力があるからです。
まずは、適度な運動を気軽に楽しめる点が挙げられます。また、止まっているボールを打つだけなのにうまくいかない、ゴルフというスポーツの難しさや奥深さも好都合です。「ただ歩くだけ、ただ走るだけ」というのは性に合わない方や、「ジムでトレーニングするのも飽きてしまう」という方にもぴったりでしょう。
打ちっ放しだけであれば、クラブはレンタルで十分。また、大人の嗜(たしな)みとして、ゴルフを少しかじってみるのも人生の中でプラスになりそうです。
ちなみにシニアゴルファーの中には、ラウンドはほぼ引退しているけれど、打ちっ放しだけは行くし、ゴルフ仲間との交流は相変わらず続いているという方もいらっしゃいます。ゴルフを通じた繋がりやご縁も、スポーツという側面だけではない、ゴルフの大きな魅力といえるでしょう。
ゴルフという素晴らしい“沼”への入口にも
打ちっ放しオンリーのゴルフライフは、ビギナーのときには多くの人が通ってきた道。ゴルフを始めたばかりであれば、非日常的な空間に身を置き、ボールを打ってリフレッシュすることで、「打ちっ放しだけでも楽しい」と感じられるでしょう。
そこに上達という要素が加われば、楽しさは一気に倍増します。たとえばドライバーが少しずつ当たるようになれば、数ある球技の中でもっとも遠くまでボールを飛ばせる、ゴルフならではの快感も味わうことができます。
そして、心と技術がコースデビューへと傾いていったら、気持ちの赴くままに打ちっ放しオンリーのゴルフライフから卒業するのもいいでしょう。
「ラウンドと同じぐらい練習が好き」というベテランゴルファーも少なくありません。距離感や方向性に磨きをかけたり、ドローやフェードの打ち分けを身に付けたり、ゴルフ雑誌やYouTubeなどで得たヒントを試したり……打ちっ放しでやれること、楽しめることは無限にあります。
ちなみに、「打ちっ放しでは無双状態なのにコースではダメダメ」というゴルファーは、しばしば“練習場シングル”と揶揄(やゆ)されることがあります。けれども、その域まで達していることは立派ですし、ゴルフの楽しさも十分に味わっているといえるでしょう(本人としては不本意かもしれませんが……)。
打ちっ放しオンリーのゴルフライフは、心身の健康をキープするひとつの手段であり、ゴルフという素晴らしい“沼”への入口にもなるかもしれません。
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