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- ビギナーだらけの“忘年コンペ”の幹事になった… さあ、どうする? ゴルフ場に迷惑をかけずに全員が楽しめるプレー方式とは!?
忘年コンペを開催する会社は現在でも多いですが、幹事を務める人の中には「ビギナーも含めた参加者全員が盛り上がるようにするためには、どんなゲームにしたら良いのか分からない」という人もいるかもしれません。
ビギナーが多い場合は“スクランブルゴルフ”がオススメ
今年も忘年コンペの時期となりました。数組程度で行う小規模なものから、社内や取引先どうしで実施する大規模なものまで、忘年コンペを開催する会社は多いでしょう。
コンペ開催にあたって最も重要な役割を担うのが幹事ですが、年齢や性別はもちろん、ゴルフのスキルもバラバラな参加者全員が盛り上がるようにするためには、どんなゲームにしたら良いのか分からない幹事初心者もいるかもしれません。
では、コンペで使えて誰もが楽しめるプレースタイルには、どういったものが挙げられるのでしょうか。ゴルフ場の経営コンサルティングを行う飯島敏郎氏(株式会社TPC代表取締役社長)に聞きました。
「まず、“スクランブルゴルフ”は『親睦を深める』というコンペ本来の開催意義を高めつつ、ビギナーもスキルの差に苦しむことなくプレーできるスタイルとしてオススメです」
「これは、3~4人で1つのチームを作り、全員がティーショットを打ったら、飛距離や止まった位置などを見て、条件が最も良いボール(ベストボール)を1つ決め、セカンドショット以降は、全員がその都度、チームで選択したベストボールの位置から打っていくというプレースタイルです」
「通常プレーの場合、全員が別々の場所から打つことになるので、同じ組で回っていても離れ離れになる機会が多く、会話をするチャンスは意外と限られてしまいます」
「一方で、スクランブルゴルフであれば、各ショットごとにチーム全員が集まってベストボールはどれが良いか相談し、同じ場所からプレーを再開していくため、自然とコミュニケーションを増やすことができます。さらに、チーム単位でスコアを記録するので、例えば『あの人はパーをとれたけれど、自分はトリプルボギーになってしまった』と気持ちが沈むのも防げます」
「そして、ベストボールによって上級者の打った位置からプレーを続けられることは、飛距離や正確性に自信がないビギナーが、スコアをいくつも数えるという苦痛から解放されるだけでなく、“フェアウェイど真ん中”など上級者だからこそ成せる爽快なプレーを疑似体験できるというメリットも持ち合わせているでしょう」
また、常にうまい人のボールをベストボールとするとビギナーが活躍できる場を奪ってしまうため、そういった人はティーショットを“レディースティー”や“ビギナーズティー”など前方のティーから打たせてあげれば、セカンドショットでベストボールに選ばれる確率がアップするでしょう。
ほかにも、スクランブルゴルフでは「18ホールのうち、1人につき最低4回はティーショットを採用しなければならない」、「バンカーに入ってしまった場合は、前の人が打った跡を均してリセットすることもOK」など、ビギナーから上級者まで公平にプレーできるような独自のルールも存在します。
イベント性を高めたいなら“ビンゴゴルフ”がオススメ
ほかにはどのようなプレースタイルを取り入れるとコンペで盛り上がるのでしょうか。飯島氏は以下のように話します。
「“ビンゴゴルフ”は、その名の通りゴルフにビンゴの要素を組み合わせた、レクリエーション性が高いプレースタイルです。専用のカードには、『フェアウェイ』や『バンカー』といった項目が書かれており、ラウンドを進める中でそれらのお題を達成できたら該当する場所に穴を開けていき、最終的にビンゴが何ライン作れたかを競います。お題のなかには、『ヘッドカバーを〇個以上持っている』のようなスタート前から無条件で開けられるものもあれば、『チップイン』や『1パット』など上級者向けのものもあり、難度が万遍なく散りばめられているのが特徴的です」
「また、ボールをプレースできる回数を、平均スコアごとに制限するプレースタイルもあります。例えば、平均スコアが89以下は『プレース不可』、対して120以上であれば『上限なく何度でも定めた範囲内でプレース可能』といった感じに決めれば、ビギナーはバンカーや深いラフに入ってもフェアウェイにそのまま横に出せば良く、楽しくプレーが続けられるでしょう」
このようにコンペで使えるプレースタイルはさまざまありますが、参加者の年齢や男女比率や、平均スコアなどの観点から決めてみると良いでしょう。
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