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- 電車ゴルフのメリットは「ラウンド後にお酒を楽しめる」だけじゃない!? 該当ゴルファーも多いもう一つの利点とは?
ラウンド前日の睡眠は、分かっていてもなかなか十分に取ることができません。睡眠不足でのゴルフは、プレーに悪影響があるのはもちろんですが、それ以外にも様々な危険をはらんでいます。
ラウンドの前日に十分な睡眠時間が取れない人は多い
普段は18時から深夜2時まで営業している顔見知りの飲食店が「○月○日は24時閉店とさせていただきます」という貼り紙を出していました。「営業時間の短縮なんて珍しいですね」と店のマスターに話しかけると「すみません、ゴルフなんですよ」とうれしそうに答えました。
「ウチの店は月曜日が定休日なので、普段は火曜日にゴルフに行くことが多いんです。そうすると前日は定休日だから普通に寝て、火曜日に朝からゴルフ場に行き、ラウンドが終わったら東京に戻ってきて18時から店を開けます」
「でも1年に何回か、火曜日以外の平日にお客さんからゴルフに誘われることがあります。そういうときはラウンド前日とラウンド当日を24時閉店にします。ただし、24時閉店にしても店が終わって片づけしてから家に帰って寝るのは深夜2時ごろです。そして朝5時には起きて出発しますから3時間くらいしか寝られません」
「ゴルフをしている間は3時間睡眠でもまったく眠くないですが、ラウンド当日は深夜まで店を営業すると眠くなりますから、前日と当日の2日間は早じまいさせていただくことにしています」
筆者は今でこそラウンド前日は6時間以上の睡眠を取るようになりましたが、20~30代のころは2~3時間睡眠でゴルフに行くことがしょっちゅうありました。それどころか早朝まで仕事をしてからゴルフ場に直行し、一睡もしないままラウンドすることもありました。
当時はゴルフ週刊誌の編集部に勤務していましたから、深夜まで仕事をするのが当たり前で、週1回は早朝まで仕事をしていました。今になって振り返るとブラックな職場ですが、当時は周りも同じような働き方をしていましたから、それが大変だと思ったことはありませんでした。ただし、体は正直ですから帰りの運転中に猛烈に眠くなり、事故を起こしたらマズイので慌ててサービスエリアに車を停めて仮眠を取ることもありました。
店のマスターは幸いにも自分で車を運転するのではなく、お客さんの車に乗せてもらえるそうなので、行き帰りの車内はのんびり過ごせますが、仕事を週5~6日しながら睡眠を十分に取ってゴルフに行くのはそんなに簡単ではないことをあらためて思い知らされました。
行きも寝られる電車ゴルフの需要が今後は増える?
ラウンド前日に十分な睡眠が取れないままゴルフ場に行くとなると、車の運転はリスクがあります。筆者の周りには「ゴルフ場に行くときは必ず電車」という電車ゴルファーが一定数います。電車ゴルフのメリットは到着時間が計算できることや帰りの電車でお酒が飲めることもありますが、睡眠が足りていないときに仮眠が取れるのもメリットの一つかもしれません。
ただし、昨年ラウンドをご一緒した電車ゴルファーは行きの新幹線で寝過ごし、次の停車駅で折り返したもののスタート時間に間に合わず、5ホール目から合流したことがありました。ゴルフ場のスタッフが運転する乗用カートの助手席に乗ってこちらのカートに近づいてきたときのバツの悪そうな表情が印象的でした。
ゴルフを始めたばかりの人ですと、ラウンド前日は小学生の遠足のときと同じようにワクワクしますから、気持ちが高ぶってなかなか寝つけず、明け方になってようやくまどろんだころに起床時間を迎えるようなこともあるでしょう。
筆者は気持ちが高ぶって寝つけないことはありませんが、元々寝つきが悪いので眠気がなかなか訪れないことがあります。そういうときは夜のうちに出発し、ゴルフ場の近くまで車を走らせてからサービスエリアに車を停めて寝ます。そうすると渋滞に巻き込まれるリスクがなくなりますし、高速料金が深夜帯で安くなったりすることもありますから一石二鳥です。
でも最近は自家用車を所有しておらず、レンタカーやカーシェアリングの車でゴルフ場に行く人も増えていますから、出発時間を臨機応変に変更することができません。そう考えると、寝つけなかったときも行きの電車で仮眠が取れる電車ゴルフの需要が今後ますます増えそうです。
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