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- コンペの参加を見送りたい・賞を辞退したい… ゴルフに関する切り出しづらい“お断り”どう伝えるのがベスト!?
一般的には、秋から冬にかけての時期がゴルフコンペの“オンシーズン”といわれていますが、誘われた後に断らざるを得ない状況になったり、参加して賞をもらったものの、賞品によっては「ありがたいけど自分には必要ないかも…」と思うこともあるでしょう。
欠席の際は謙虚な気持ちを、賞を辞退する時は盛り上げも大事
一般的には、秋から冬にかけての時期がゴルフコンペの“オンシーズン”といわれており、幹事に任命されて準備を忙しく進めている人や、参加のお誘いを受けた人も多いかもしれません。
しかし、誘われたはいいものの、急用ができたり体調を崩したりして、断らざるを得ない状況になる可能性も考えられます。また、参加して賞をもらったのはいいけれど、賞品によっては「ありがたいけど、自分はいらないかな…」と思ったことがある人もいるかもしれません。
コンペのお誘いを断ったり賞を辞退したりしたいときは、どんな風に伝えるのがベストなのでしょうか。ゴルフ場の経営コンサルティングを行う飯島敏郎氏(株式会社TPC代表取締役社長)は、以下のように話します。
「たとえばメールやメッセージアプリでコンペの誘いを受けた場合は、断るのをためらったり“既読スルー”したと思われないようにしたいものです。何らかの事情で欠席しなければならないことが決まったら、できるだけ早く連絡するようにしましょう」
「特に、大規模なコンペになるほど参加人数を早めに決める必要があるので、幹事をつとめる人がゴルフ場への予約をスムーズに行えるようにするためにも、『行ける・行けない』は早急かつ明確に伝えるのがいいと思います」
「欠席の理由まで細かく説明する必要はありませんが、『非常に楽しみにしていたので残念です』『お誘いいただきありがとうございました』というような、思いやりの言葉を添えるのを忘れないでおきたいものです」
「そうすれば、参加を前向きに考えていたことや、謙虚な気持ちが伝わるでしょう。もしも近いうちにコンペを再度開催する可能性があるのなら『次回は楽しみにしています』といった言葉で締めれば、また確実に誘ってもらえるはずです」
「コンペで獲得した景品を辞退したい場合は、『自分がもらっても宝の持ち腐れになってしまう』などの理由を添えて、賞を逃した人に譲るのがベターです。その際には即席の『じゃんけん大会』を実施して最後まで勝ち残った人が代わりにもらえるなどの対応をすれば、ゲーム性が高まってコンペをもっと盛り上げられると思います」
また、コンペ直前になって“ドタキャン”をすると、ゴルフ場によってはキャンセル料を請求されて主催者側に迷惑をかけてしまうため、絶対に避けるべきです。
なかには当日の天気が雨予報と知ってから、「雨の中ゴルフはしたくない」という気持ちからドタキャンの連絡をする人もいるそうです。プライベートなラウンドはともかく、コンペを雨でキャンセルするのは絶対に避けるべきでしょう。
主催者はコンペの参加率を高めるために何をすべき?
では、コンペの欠席者や賞の辞退者をできる限り作らないためには、主催者側はどのように対処すればいいのでしょうか。飯島氏は以下のように話します。
「コンペには、上級者から最近始めたばかりのビギナーまで、さまざまなスキルの人が集まります。そのため、全員が平等に楽しめるようなルールを設定したり、ゲーム性を高めたりする必要があるでしょう」
「コンペでは“ぺリア方式”や“ダブルペリア方式”と呼ばれるスタイルでプレーするのが一般的ですが、レベル別でハンディキャップが設けられるとはいえ、個人戦である以上どうしてもうまい人ばかりが上位に入ってしまいやすいです。上級者とビギナーをほどよく混ぜて、団体戦にするなど工夫した方がいいかもしれません」
「また、コンペの中には参加者が賞品を持ち寄るスタイルもありますが、これにはデメリットもあります。いちいち自分で賞品を用意したり、他の人が持ち寄った賞品と金額などの面で様子見をしたりするのが面倒になって、結果的に参加率の低迷につながります。コンペを開く意義も『賞品目的』ではなく、本来あるべき『優勝を目指して競い合う大会』を意識した方がいいのではと考えます」
幹事をつとめる場合には、会場や予定参加人数、費用やどんなプレー方式を採用するのかなど、参加希望の人に事前に伝えるべきものをなるべく早めに決めることが大切です。そうなれば、「参加を見送る」といった連絡も早めに受け取れるので、予約も円滑になるでしょう。コンペは「主催する側」と「参加する側」の両方が連携を取り合い、ストレスなく当日までこぎつけられるかどうかも重要になってくるのです。
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