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- キャディーバッグに“フード”を付けなくてもいいのでしょうか… 最近は付けない人も増えてる? プロはほとんど付けてない!?
多くのキャディーバッグにはフードが付属しており、ほとんどが本体から切り離せるようになっています。ですが、「ラウンド中はいらない」と考える人もいるかもしれません。キャディーバッグにフードを付けなくてもいいものなのでしょうか。
ラウンド中は邪魔? ない方がカッコ良く見える!?
キャディーバッグは、クラブや用具を保管するのが最大の用途ですが、最近では素材やデザインのバリエーションも多種多様になり、ゴルファーの個性を表現するものとして捉えられることも増えてきました。
多くのタイプにはファスナーで開け閉めするフードが付属しており、それ自体も留め具を外せば本体から取り外せるようになっていますが、「ラウンド中は邪魔になる」と思っている人もいるかもしれません。
では、キャディーバッグにフードを付けなくても大丈夫なのでしょうか。レッスンプロの三浦辰施氏は、以下のように話します。
「私の場合、自宅からクルマに積み込む際やゴルフ場で行き帰りにキャディーバッグを移動させなければならない際には、中からクラブが飛び出てしまうのを防ぐためにフードをかぶせています。プレー中など移動以外の場面では、外したままにしていることが多いです」
「その理由はシンプルに『いちいち付け外しをするのが面倒だから』ですが、私に限らず頻繁にコースや練習場に行く人は、必要だと判断したときを除いて、フードを使う機会はあまり多くないと思います」
「また、トーナメントプロがラウンド中にフードを外しているイメージが強いことから、『見た目がカッコ良い』などの理由でかぶせないこともあります。確かに練習場にいる人や学生だけで回っている人を見ると、『憧れの選手がいるからそれに倣(なら)って外しているのかな?』と感じることも少なくありません」
「家に保管しているときもフードをかぶせない人もいますが、その一番の目的としては『通気性を良くするため』ということが挙げられます。クローゼットや玄関などは湿気が溜まりやすく、フードを付けたまま置いておくとバッグの内部にカビが発生したり、クラブの劣化を進めてしまう恐れがあります。フードを付けないのには、人それぞれの考え方があるようです」
ほかにも「ヘッドカバーと干渉しやすいから」という理由で、プレー中はフードを外している人もいるようです。最近はアイアンにもヘッドカバーを付けたり、キャラクターものの大きなカバーを使うゴルファーが増えていることもあり、前もって外すのだといいます。
ちなみに、ゴルフ場の中にはフードを外した状態で持ち込むと「フードなし」と書かれた識別プレートを付け、キャディーバッグを積み下ろしする際に、スタッフがより注意して扱ってくれるところもあるそうです。
フードを外したまま離れるのにはリスクも…
では、フードを外した際はどのような点に気を付けなければならないのでしょうか。三浦氏は以下のように話します。
「チェックインを済ませた後やラウンドを終えて着替えたり浴室に行く際には、キャディーバッグからいったん離れることになります。完全セルフでない限りバッグの保管場所にはスタッフが常駐しているはずですが、それでもクラブの盗難が発生する可能性はないとは言い切れません」
「もしも、数あるキャディーバッグの中にフードが付いておらずクラブがむき出しのまま置いてあるものがあったとしたら、それから狙われてしまう可能性は高いでしょう。防犯対策という意味では、プレー中は外していてもバッグから離れなければならないときのことを考えて、フードは常に用意しておいた方がいいですね」
「また『クラブ(特にアイアン)がガチャガチャとぶつかって傷つくかもしれない』と考える人は、アイアンやウェッジのセットをまとめる専用の袋状になっているカバーを利用すれば、ウッド系やパターのカバーと同様の効果を得られると思います」
フードとバッグの本体はマジックテープで繋がれているものもあれば、ボタン式の金具で止められているものもあります。いずれにせよ接続部分の根元をちゃんと持って着脱しないと、劣化でちぎれやすくなってしまう点には注意しましょう。
「フードを付ける・付けない」は一人ひとりの判断に任されていますが、それぞれにメリットとデメリットがあるため、時と場合に応じて使い分けるのが適切といえそうです。
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