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- 「寒すぎて練習場から足が遠のく…」冬こそ実践したい“宅トレ”は何? 定番“タオル素振り”の効果を格上げする重要ポイントとは
「今年こそベストスコアを更新したい」「100切りを達成したい」「平均スコアを上げたい」といった自分なりの目標がある人は、オフシーズンをいかに過ごすかが重要になります。では、寒さに負けそうな冬は、どんな練習がオススメなのでしょうか。
家にこもりがちな冬はパット上達のチャンス
寒さが厳しくなるにつれ、練習場やラウンドに行く回数が減るという人も少なくないでしょう。とはいえ、「今年こそベストスコアを更新したい!」「100切りを達成したい!」「平均スコアを上げたい!」といった自分なりの目標がある人は、ゴルフのオフシーズンに分類される冬の間をいかに過ごすかが重要になります。

ゴルフをやっていると「練習すればするほどヘタになる」ように感じることもありますが、やはり練習しないことにはステップアップにはつながりません。では寒さに負けそうな冬には、どんな練習がオススメなのでしょうか。レッスンプロの小松拓夢氏に話を聞いてみました。
「冬にオススメしたい練習は、まずは何といってもパターでしょう。パット数はスコアの40パーセントを占めるといわれますが、練習時間の40パーセントがパターというアマチュアゴルファーはほとんどいないはずです」
「さすがにそこまでの割合は現実的ではないですが、自宅でも気軽にできるのに、普段は練習不足になりがちなパターこそ冬にうってつけです」
「最近はパターマットだけでなく、パッティングレールやアライメントが確認できるミラーといったさまざまな練習器具があるので、家にいながら効果的な練習ができます。一緒に住んでいる人がゴルフをやるやらないにかかわらず、ゲーム感覚で一緒に楽しんだりするのもアリだと思います」
頭では重要性を分かっていても、地味で上達が見えにくいパターはついついおろそかにしがちです。一方で、1〜1.5メートルのパターが入るか入らないかによって、そのホールのスコアだけでなく、ラウンドの流れさえ左右されるのも事実です。
それを身に染みて実感している筆者は、家族のクレームを受け流しつつパターマットを廊下に敷きっぱなしにして、堀川未来夢プロが推奨していたパッティングレール「The Rail」や、壁にお尻をつけて「下半身が微動だにしない」ことを意識した練習に励んでいます。
“エア素振り”や“タオル素振り”もオススメ
自宅で行える練習として、パター以外のオススメはあるのでしょうか。小松プロは次のように話します。
「“エア素振り”や“タオル素振り”もオススメです。どちらもクラブは持たないので、自宅でも安全かつ気軽にできるはずです」
「腕をだらんと垂らしたり、体の前で腕をクロスして行う“エア素振り”は、体の各部位、とくに腹筋から下半身にかけての動きを確認するのにうってつけです。その際は各部の動きを感じながら、ゆっくりと行うのがポイントです」
「“タオル素振り”は、1メートルほどのフェイスタオルの先端を結んで重みを付けた、仮想クラブを使って行います。こちらはスイング全体のリズムや、切り返しのタイミングをつかむという面で効果的です」
「バックスイングとフィニッシュでは、結んだタオルの先端が背中に当たると思いますが、いつも同じ場所に当たるようになると、スイングが安定してきた証拠といえます。もちろんフルスイングだけでなく、ハーフショットのイメージ作りにも効果的です」
筆者も久しぶりに“タオル素振り”を試してみましたが、切り返しでついつい急いでしまいがちな人や力んでしまいがちな人に、より効果的なのではと感じました。また実際に打つわけではないですが、ボールを下に置いてタオル素振りをすると、ラウンド時のイメージが出しやすいし、ヘッドアップ防止にもつながりそうです。
このように、自宅であっても効果的な練習は可能です。パターやエア素振りを繰り返しているうちに“ゴルフ熱”が高まり、いつしか練習場へ向かう気分になっているかもしれません。練習場ではいきなりボールを打つのではなく、入念なストレッチや素振りをお忘れなく。
文/のぐち まさひろ
ゴルフとサウナと愛犬をこよなく愛するライター&ディレクター。20年ほど従事したクルマ系メディアの編集者からフリーランスになり、これから何をしていこうか色々と妄想中。ホームコースは「南総カントリークラブ」で、オフィシャルハンデは「8.1」。
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