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- 「ペチッ」という不快な音はトラウマ級… ある意味OBよりも怖い“アプローチシャンク”はどうすれば防げるの?
「寄せればパー」といったシチュエーションなどで、なぜか突如として出てしまうアプローチシャンク。ある意味でOBよりも怖いアプローチシャンクは、何が原因でどうすれば修正できるのでしょうか。
“寄せたい”気持ちを抑えて体の回転を使ったスイングの心掛けを
ドライバーもセカンドショットもまずまずで、ボールはグリーン周りへ。できれば寄せワン、あわよくばチップインを狙いたいというシチュエーションで、なぜか突如として出てしまうのがアプローチシャンクです。
その精神的ダメージは甚大で、その後も同様のシチュエーションになると最悪のイメージがふくらみ、体もこわばってきて自分のゴルフを見失ってしまうケースもあるでしょう。

ある意味でOBよりも怖いアプローチシャンクは、一体何が原因なのでしょうか。レッスンプロの小松拓夢氏に話を聞いてみました。
「多くのゴルファーが忌み嫌うシャンクは、ヘッドのネックにボールが当たることによって発生します。シャンクはつま先体重やヘッドアップ、手打ちなどによって引き起こされますが、アプローチシャンクの場合は“結果が気になる”というメンタル面も大きく影響しているでしょう」
「グリーン周りでは特に結果を早く欲しがったり、手で操作してボールに当てにいったりと、“寄せたい”という気持ちが傍から見ても分かるぐらい前のめりになっている人に遭遇することがあります。端的にいえば“欲”が出すぎている状態です」
「こうなると、体の重心が左へ流れたり前へ突っ込んだり、手元が体から離れたりしてシャンクを引き起こすことにつながってしまいます。グリーン周りでは“寄せたい”“入れたい”という欲を抑えつつ、体の回転を使ったスムーズなスイングに集中するといいでしょう」
効果的なのは“手元が体の近くを通る素振り”
そうは言っても、「寄せればパー」というシチュエーションはビギナーにとっては千載一遇のチャンスであり、70台を狙うゴルファーにとっては確実にパーを拾っておきたいところでもあります。
では、ラウンド中に突然アプローチシャンクが出てしまった場合、どのように修正していけばいいのでしょうか。
「ラウンド中の特効薬としては、テークバックの振り幅を決めつつ“手元が体の近くを通る素振り”を何度もして、その動きを体に覚え込ませることがオススメです。その際は、グリップを太ももにこすりつけるぐらいのイメージでいいと思います。そうすることで、手元が体から離れづらくなり、シャンクの予防にもつながるはずです」
「そして、そのイメージを持ったまま、ちゅうちょすることなくクラブを振り抜くことも重要ですね。素振りでせっかくイメージを出しているのに、インパクトの瞬間に手が悪さをしてしまっては元も子もありません。欲を抑えつつ勇気を持って、フォローまでしっかり振り抜けるといいでしょう」
それでも「やっぱり怖い……」という気持ちが拭い切れない人は、シチュエーションにもよりますが、なるべくパターで転がしていくのも大ケガを防ぐ選択になります。また、ウェッジのヒール側を浮かせてパターのように打つ、“絶対にシャンクしない&絶対にダフらない”テクニックを駆使していくのもアリでしょう。
ゴルフの中でも、アプローチは特にイメージが肝心です。「シャンクしたらどうしよう……」と必要以上に恐れるのではなく、「こういう感じに振っていこう!」と今やるべきことだけに集中するのも、アプローチシャンクを克服する一つの手段と言えるのかもしれません。
文/のぐち まさひろ
ゴルフとサウナと愛犬をこよなく愛するライター&ディレクター。20年ほど従事したクルマ系メディアの編集者からフリーランスになり、これから何をしていこうか色々と妄想中。ホームコースは「南総カントリークラブ」で、オフィシャルハンデは「8.1」。
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