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- 少人数のコンペや接待に便利なゴルフ場の「連続予約枠」が最近は減ってきている!? スムーズにゲットできる方法とは?
一般的なゴルフ場は1日に50組程度を受け入れていますが、その中に“連続予約枠”と呼ばれるプランを設けているところもあります。聞き馴染みがない人もいるかもしれませんが、どのようなことに使えるのでしょうか。
公式サイトや電話で直接申し込むのがオススメ
一般的なゴルフ場は1日あたり50組程度を受け入れるとされますが、対象者や申し込み方法によって、メンバー専用枠やインターネット予約枠といった区別があります。

では、連続予約枠とはどのようなプランなのでしょうか。ゴルフ場の経営コンサルティングを行う飯島敏郎氏(株式会社TPC代表取締役社長)は、以下のように話します。
「プレー予約をする際、1組ずつ単体で申し込むのが一般的なのに対して、2組以上のプレー枠をひとまとめに予約できるプランを“連続予約枠”といいます。時には、参加人数が10人前後など小規模のコンペを開催したいというニーズも考えられるので、一部のゴルフ場では少人数のグループ需要に備えて連続予約枠を設けているところがあります」
「たとえばコンペの中でドラコン賞を決める際、各組で一番遠くまで飛ばせた人はボールの横に自分の名前を書いた旗を立てるのが通常の進め方ですが、連続予約であれば旗を立てたり回収したりなどの作業をスムーズにできる、立てた旗が他の組の邪魔にならないといったメリットがあります」
「また、接待において参加人数が5人以上になりそうな場合にも連続予約枠を活用すれば、招いた側も招かれた側もより多くの人と親睦を深め合うことができます」
ちなみに、ゴルフ場では小規模コンペの申し込みが集中しそうな時期を中心に、先に一部のプレー枠を“連続予約枠専用”として確保し、残りの通常枠のみをポータルサイト上に公開するなどの処置をとるケースがあるそうです。
そのため、連続予約をしたい時には、ゴルフ場の公式ホームページや電話で直接申し込んだ方が、よりスムーズに枠をゲットしやすくなるといいます。
さらに、連続予約枠には文字通りスタート順を連続にできるパターンと、アウトとインでスタートホールを分けるパターンの両方があるので、こちらもゴルフ場に聞いておいた方がいいかもしれません。
連続予約に難色を示すゴルフ場も
ところが飯島氏は、「さまざまな原因で、最近は連続予約枠を取るのが難しくなったり、枠自体を少なくしているゴルフ場も出てきている」と話します。
「一般枠で予約した人たちに混じって小規模のコンペを開催すると、ゴルフ場側としては『プレー進行のリズムが乱れやすい』というデメリットが生じます。たとえば、レクリエーション感覚で開いたコンペだったとしても、順位や賞品がかかるとクラブ選択やライン読みなどでいつもより時間を使いがちです」
「また、参加者の中にはゴルフの経験がほとんどないような“超初心者”がいる可能性もありますが、そういった人たちが一定の割合を超えるとスロープレーが目立ち始め、後続の一般枠やメンバー枠で予約したプレーヤーは待ち時間が増えてしまいます」
「そこで、通常の4人1組で回っている人たちへの影響を最小限に留めるために、連続予約枠を縮小しているゴルフ場も珍しくなくなってきています。さらに、インターネットで公開する枠のパーセンテージも段々と増加しているので、そもそも予約枠を連続で押さえるのが難しくなっているというのもあります」
ただ、小規模でもコンペによる予約が入った方がキャンセルのリスクを減らせたり、パーティープランを合わせて申し込んでくれるので、ゴルフ場にとって連続予約枠にはメリットがないという訳ではないようです。
連続予約枠を利用してミニコンペや接待をする際は、自分たち以外にもプレーヤーが周囲にいる点に注意しながら進めることが重要です。
たとえばパー3のホールでは、1組目が全員グリーンにオンしたらそのままパッティングをするのではなく、合図を送ったうえで先に2組目にティーショットを打ってもらう“コールオン”を取り入れれば、プレーファストにつながるでしょう。
連続予約枠を賢く利用すれば、少人数でのコンペや接待利用の幅が広がったり、当日も楽しくラウンドできるといえます。
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