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- 「1歩=1ヤードだからだいたい…」→パターの振り幅を歩数に応じて決めるのは本当に有効? レッスンプロの見解とは
パターが抜群にうまいプロゴルファーは、グリーン上で念入りに歩測しているようには見えません。では、歩数に応じてパターの振り幅を決める方法は、距離感を安定させるうえで有効とは言えないのでしょうか。
インパクトの強弱で距離を合わせるよりは有効
アイアンやアプローチの精度にもよるものの、平均スコアが100なら40パット、90なら36パット、80なら32パットが目安とも言われ、スコアのおよそ4割を占めるパターの重要性は多くのゴルファーが認識しているでしょう。
そして、「グリーン上のOB」とも言われる3パットを撲滅するためには、ライン読みもさることながら距離感を合わせることが最も重要になってきます。

ラウンド中にはボールとカップまでの距離を歩測し、その歩数に応じてパターの振り幅を決めているゴルファーを見かけることもあるでしょう。その一方で、パターが抜群に上手なプロゴルファーは、グリーン上で念入りに歩測しているようには見えません。
では、歩数に応じてパターの振り幅を決める方法は、距離感を安定させるうえで有効とは言えないのでしょうか。レッスンプロの小松拓夢氏に話を聞きました。
「ゴルフ歴の浅い方であれば、歩数に応じてパターの振り幅を決める方法は有効です。仮にインパクトの強弱で距離を合わせようとすると、距離感がまちまちになって大きくオーバーしたりショートするリスクが高まります。また、俗にいうパンチが入ったり、ストローク中に緩んでしまうようなミスにもつながりかねません」
「そこで、同じリズムと同じ強さで振り幅のみを変えてストロークする方法が有効になってきます。その際は、振り幅を“時計の針”に置き換えて、何時から何時までの振り幅であれば何歩分の距離を転がるとイメージしつつ、練習で感覚をつかんでおくといいでしょう。また、テークバックとフォローを左右対称に『1:1』の大きさでストロークできれば理想的です」
パターの振り幅を決める際には、5歩分の距離なら右足の内側まで、10歩分の距離なら右足の外側までと言った具合に“右足”を基準にしているゴルファーが多いかもしれません。その方法も決して間違いではないですが、小松プロが言う“時計の針”をイメージしたほうが、より自然なイン・トゥ・インの軌道でストロークしやすいと言えそうです。
慣れるまではオートマチックな方法がオススメ
では、プロゴルファーや上級者が念入りに歩測しているように見えないのは一体どういうことなのでしょうか。小松プロは以下のように話します。
「ゴルフ歴が長くラウンド経験が豊富な人はグリーン上でさまざまな経験を積み重ねているため、距離の“感性”が脳と体にインプットされています。このレベルに達すると、目で見た情報や足裏から感じ取る傾斜、ラウンド前やラウンド中につかんだグリーンの速さなどから、なんとなく“これくらいかな”というイメージが湧いてくるのです」
「よく言われる例えですが、ゴミ箱に何かを投げ入れる時に、腕の振り幅を『ここからここまで』と決めることはないと思います。それでも大体の距離が合うのは、幼少期から自然と培ってきたであろう距離の“感性”があるからです」
「ただし、パターという道具を使うゴルフの場合、距離の感性を目覚めさせるにはそれなりの経験が必要になります。まずは歩数に応じて振り幅を決めて、できるだけオートマチックに距離を合わせていく方法がオススメです」
筆者も以前まではグリーン上で歩測し、傾斜の上り下りに応じて歩数をプラスしたりマイナスしたりして距離を合わせようとしていました。一方、70~80台で回る現在はボールの転がるスピードをイメージしつつ、感性を重視して距離を合わせています。もちろん、ボールからカップまで歩くことも多々ありますが、その目的は歩測というよりも傾斜を確認することにあるのです。
パターやアプローチといった小技は、ゴルフの中でも特に経験がものをいう分野。ラウンド数が思うように増やせない時には、ショートコースやアプローチ練習場などを活用して“感性”に磨きをかけていきたいものです。
文/のぐち まさひろ
ゴルフとサウナと愛犬をこよなく愛するライター&ディレクター。20年ほど従事したクルマ系メディアの編集者からフリーランスになり、これから何をしていこうか色々と妄想中。ホームコースは「南総カントリークラブ」で、オフィシャルハンデは「7.7」。
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