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- ゴルフで「筋肉痛」になる原因はスイングが悪いから!? “疲れにくく体を痛めにくい”正しい打ち方ってあるの?
ビギナーはイメージした通りのスイングができずミスショットに悩まされがちですが、なかには筋肉痛に襲われる人もいます。このような状態になるのは、スイングが悪いのが原因なのでしょうか。
筋肉痛の原因は「打ちたい気持ち」が強すぎるから
ボールを真っすぐ遠くへ飛ばすプロに憧れるビギナーは多いですが、最初はイメージした通りのスイングができなかったり、トップやダフりをはじめとしたミスショットを連発しがちです。

さらには、レッスンを終えて帰宅した後に、ひどい筋肉痛に襲われたことがある人もいるかもしれません。このような状態になる原因は、スイングが悪いからなのでしょうか。レッスンプロの三浦辰施氏は、以下のように話します。
「ゴルフが原因の筋肉痛は上半身に集中しやすく、たとえばヒジと肩の間にある『上腕三頭筋』や首筋を通っている『肩甲挙筋』、首から背中にかけての『僧帽筋』などが挙げられます。ごくたまに、ダウンスイングの際に力を入れ過ぎたせいで右足が痛いと訴える人もいますが、大半の人は腕や肩、首回りに違和感を覚えるでしょう」
「特にビギナーは、ゴルフを始めるにあたって日常生活でほとんどしない動きをすることになり、今まであまり使っていなかった筋肉を突然使うようになるため、しばらく筋肉痛に苦しめられる人が多いです」
「ビギナーは『しっかりボールに当てたい』『できるだけ遠くへ飛ばしたい』といった思いが強くなり過ぎて、どうしてもグリップを握る時などに余計な力を入れがちです。すると、下半身の力をうまく使えていないうえに上半身全体の筋肉が緊張状態になり、そのまま複雑な動きを繰り返すため腕や肩が痛くなってしまうのです」
「個人的には、ゴルフで筋肉痛になる原因は『スイングフォームが悪いから』というより、そもそも構えた段階で『上半身に力を入れ過ぎているから』と考えた方がいいと思っています」
「特に、上腕三頭筋が痛くなるようなスイングでは下半身の力を使わずに打っているため、ボディターンがうまくできていない、いわゆる“手打ち”になっている可能性が高いです。手打ちをしていると飛距離が出にくくなってしまうだけでなく、クラブの軌道が安定せずボールが曲がりやすくなったりミスショットを頻発させて、スコアアップの大きな障壁となりかねません」
一方で、体全体の筋肉を均等に使えている場合、足の裏(足底筋群)や腰から大腿骨にかけてある「腸腰筋」、お尻にある「大殿筋」の左側が痛くなりやすいといいます。とはいえ、完璧に近いフォームのスイングの場合はこれらの筋肉も痛くならず、多少疲れるくらいで収まるということです。
ベテランが筋肉痛にならない秘訣は「経験値」
では、疲れにくいスイングを手に入れるためには、どんなことを意識したらいいのでしょうか。三浦氏は以下のように話します。
「シニアでも毎週のようにラウンドに行っている人もいますが、どうしてそのようなことができているのかというと、長年のゴルフ経験の中で『いかに体を痛めにくいスイングができるか』『いかに少ない力でも振り抜けるか』といった理論を、自分なりに確立させていったからなのです」
「ゴルフを始めたばかりの若いビギナーはまだパワーが有り余っているので、必要以上の力を使って筋肉痛になってしまったり、疲労が蓄積されやすくなります。ツアープロの世界でも、ボディーメンテナンスに時間をかける選手は、実は若手の方が多い傾向にあると思います」
「もし手が疲れるほどグリップを強く握っていると感じるなら、思い切って軽く握るように意識を変えるのがオススメです。最初は『当たりそうにない』と思うかもしれませんが、一度グリップを握る手の力を弱めた状態でスイングしてみたら、いきなりナイスショットになったということも少なくありません」
「そういった成功体験の中でだんだん正しい筋肉の使い方が分かってくれば、全体的にバランスよく力が入るようになるので、筋肉痛に悩まされることもなくなるでしょう」
ビギナーのうちに筋肉痛になりにくいスイングを手に入れておけば、経験が浅くてもスコアを一気に縮められるだけでなく、年を重ねてもゴルフを楽しめるようになるといえるでしょう。
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