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- “高身長ならいい”ワケじゃない!? ゴルフと「身長」の関係性とは? 身長別のメリット&デメリットを解説
バスケやバレーボールなど、身長が高い方が有利になるスポーツはいくつかある一方で、ゴルフは体格はあまり関係ない印象がある人も多いでしょう。ゴルフにおいても高身長の方がアドバンテージとなるのでしょうか。
高身長の方が有利な面もあるが、劇的な差はない
バスケやバレーボールでは、身長が高い方がアタックやシュートが打ちやすかったり、相手の攻撃をブロックできるため有利とされています。

一方で、ゴルフは幅広い年齢層や男女を問わずに楽しめることから、「体格や運動能力は大きく影響しないのでは」と思う人もいるかもしれません。
とはいえ、やはりゴルフにおいても、身長が高いことはアドバンテージとなるのでしょうか。レッスンプロの三浦辰施氏は、以下のように話します。
「まず、身長が高いことのメリットとしては腕も比例して長くなるので、スイングアーク(クラブヘッドが描く円弧軌道)も大きくなります。すると、ヘッドスピードが上がってボールに与えるエネルギーが増え、より飛距離が伸びる傾向にあることが第一に挙げられます」
「タテ振りのスイングアークはダウンブローのコツともいわれていますが、身長が高い人はより自然にダウンブローに打つことができ、アイアンショットのコントロールがしやすかったり、強いバックスピンをかけられる点もメリットといえます」
「ただ、遠心力を使ってボールを飛ばすには横振りの方が有利とされており、身長が高ければいいというワケでもないです。高身長の人はアドレス時に深い前傾姿勢になるため、体の回転をうまく利用できずに打点がブレて安定性が悪化したり、大きくダフったりします。腰に負担がかかりやすい点も、デメリットとして考えられるでしょう」
「ボールを遠くへ飛ばすことがゴルフの醍醐味」と考える人も少なくないですが、それだけでコース全体を攻略できるワケではなく、アプローチなど小さなショットの正確性も欠かせません。
実際にツアープロを見てみると、身長の高い選手はドライバーショットが得意なのに対し、低い選手はアプローチが得意な人が多い傾向にあるそうです。
さらに背が低い人にも「体の重心が低くて打球が安定する」というメリットや、「スイングアークが小ぶりでヘッドスピードが出にくい」などのデメリットがあるとされているので、身長の高い・低いでゴルフが有利になるとは思わない方がいいでしょう。
身長が高い人のクラブの選び方は?
では、身長が高い人はどのようにクラブを選ぶのが適切なのでしょうか。三浦氏は以下のように話します。
「身長が高い人ほどライ角はアップライトにしていくのが基本です。しかし、ライ角はアップライトにするほどフェースは左を向いて『つかまり過ぎて』しまうので、少々大変かもしれませんが、適切な角度になるまでヒザを落とすなどして対処した方がいいです。それでも左を向くようであれば、シャフトを長く調整するのがオススメだと思います」
「さらに、グリップは短めに持つと余計にアップライトになってボールへの当てづらさが増すので、腰を落として少しでも体の重心を低くし、スイングが安定するようにした方がいいでしょう」
ちなみに、国内で販売されているクラブのシャフトは日本人のおおよその平均身長である170センチを基準としていますが、海外仕様の場合は平均身長が高い欧米人に合わせ、ライ角が全体的にアップライト気味に作られているそうです。しかし、身長と腕の比率はどんな身長や人種であろうとそこまで変わらないので、飛距離などの差はあまり大きくならないといいます。
ゴルフは身長が高い方が有利というワケではありませんが、いずれにしても自分の体格にマッチしたクラブを使わなければ好スコアは望めません、しっかりとしたフィッティングを経て選ぶことが重要といえるでしょう。
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