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- 「1時間に200球打つ!」はただの運動!? 練習場で意識すべき“理想のペース”と“番手ごとの配分”とは?
練習場に行くと、ストレス発散も兼ねて次から次へと無意識にボールを打ち続けてしまう人は多いかもしれません。 たくさん打つと「練習した気分」にはなりますが、実は上達を妨げる原因になっている可能性もあるようです。
ハイペースな連続打ちはNG! “本番を想定したルーティン”が上達の鍵
「せっかく打席料も払ったし」「来たからにはたくさん打ちたい」と、練習場でボールを次から次へとハイペースで消費してしまうゴルファーは多いかもしれません。いい汗をかいて練習した気にはなりますが、岐阜県にある4+FUNゴルフスクール代表で、ティーチングプロの安藤恵莉氏は、その打ち方に注意を促します。
「たくさんボールを打ちたい気持ちはよく分かりますが、1時間に150~200球を連続で打つようなハイペースな練習はオススメできません。疲労から無意識のうちにスイングが崩れやすくなり、かえって悪い癖を体に覚えさせてしまう危険性があるからです」

ひたすらボールを打ち続ける行為は達成感こそ得られますが、ゴルフの上達においては逆効果になることが多いようです。そこで安藤氏は「実際のコースを想定したペース配分」が大切だと強調します。
「実際のラウンドでは、同伴者のプレーを待つ時間やカートでの移動などがあり、ショットの合間の待ち時間がかなり長くなります。そのため、練習場でも本番と同じペースを作ることが大切です。ボールの後ろに立ち、素振りをしてからアドレスに入って打つ。この一連のルーティンを1球につき30秒~1分ほどかけて行うのが理想です」
限られた練習時間の中で、全球ルーティンを行うのは現実的ではないかもしれませんが、“番手を変えた最初の1球”や“仮想のショートホールを想定した1球”など、要所を絞って実践するだけでも、それなりの効果が期待できるそうです。
全体の60%をアプローチの練習に充てるのがオススメ
また、練習場で使用するクラブの配分も、本番のスコアに直結する重要な要素です。練習場を見渡すと、カゴのボールの大きな割合をドライバーの練習に費やしているアマチュアもよく見かけますが、どのような配分がベストなのでしょうか。
「練習でのクラブ配分は、全体の60%をアプローチの練習に充てるのがオススメです。例えば、ピッチングウェッジやアプローチウェッジなどで、100ヤード以内の距離を自身で定めて狙う練習を重点的に行いましょう。ドライバーの練習はだいたい全体の10%程度に留めるのが良い配分です」
ドライバーを気持ちよく遠くまで飛ばすのは練習場での醍醐味ですが、ティーショットは“そこそこ”の当たりが出さえすればパーを取っていけます。最終的にその成否を握るのは、やはりグリーン周りや100ヤード以内のアプローチショットになります。さまざまなライから打つことが求められる2打目以降の精度を高めない限り、スコアアップは望めません。
最後に安藤氏は「練習場では、どうしても一番飛ぶクラブを振り回したくなりますが、そこをグッと堪えて短いクラブの練習に時間を割ける生徒さんが、やはり最短で上達しています」と話します。
1球ごとに「本番の緊張感」を持たせたルーティンを取り入れ、スコアの要となるアプローチの精度を磨く。この質の高い練習を積み重ねることこそが、練習場の成果をそのままコースに直結させる「最適解」といえそうです。
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