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- 傘をクラブに見立てて素振り…は危険! ダメ!! だけど日々の生活を「ゴルフの上達につなげたい」 現実的に何ができる?
電車待ちのホームで傘をゴルフクラブに見立てて素振り……なんてことはしないけど、ゴルフの上達につながることは何でもしたい! そんな“ゴルフ狂”が実践すべき日常生活での意識とは? レッスンプロが解説します。
日常的に“軸”を意識して、体の各部をほぐす
昭和の時代には、電車待ちのホームで傘をゴルフクラブに見立て、ワッグルや素振りをする光景がよく見られました。現在ではそういった野暮な光景は見られませんが(そもそも危険だし大迷惑)、「四六時中ゴルフのことで頭がいっぱい……」という方も少なからずいるはずです。

そうした“ゴルフ狂”の中には、日々の練習や休日のラウンド以外にも、何かしらのいい影響があると信じて、筋トレやランニングなどに励んでいる方もいるかもしれません。
また、日常生活や仕事中などにも取り入れやすい、ゴルフの上達につながるような動きや意識はあるのでしょうか。レッスンプロの小松拓夢氏に話を聞いてみました。
「『基礎体力を向上させる』という側面でいえば、筋トレやランニングも効果的です。それらを行う際は体の“軸”を強く意識することで、スイングにつながる感覚まで同時に磨けると思います」
「そして、普段の生活に取り入れてほしいのは“ストレッチ”です。ゴルフでは体を捻転させたり股関節から前傾をキープしたりと、日常生活ではあまり行わない動きを伴います。普段から体の各部をほぐし、柔軟性を高めることでパフォーマンスの向上やケガの防止にもつながるでしょう」
「年齢を重ねるにつれて、知らず知らずのうちに体の柔軟性は低下していくので、常日頃から意識的に体をほぐすことをオススメします」
体がスムーズに動きにくい状態で無理矢理動かそうとすると、スイング中の余計なリキみにもつながってしまいます。そのため、ラウンド直前の練習ではボールを打つことよりも、ストレッチや素振り棒などで体をほぐすことを優先したほうがいいケースも当然あるでしょう。
ゴルフのアドレスといわゆる“正しい姿勢”は共通点も多い
さらに小松プロは、次のように話を続けます。
「『今からストレッチをやろう!』と身構えなくても、日常生活の中に無理なく取り入れることはできるはずです。また、同じ姿勢を続けないようにしつつ、体をほぐして血流を促進し、心身の健康を保つことも重要です」
「特にデスクワークや長距離移動が多い方は、こまめに立ち上がって歩いたり、肩甲骨周りや“首”と名が付く体の各部をほぐすことで、エコノミークラス症候群のようなリスクも遠ざけることができます」
また、ゴルフの上達にもつながる“動き”や“意識”を以下のように解説します。
「“股関節をはめる”ことや“猫背の改善”が挙げられるでしょう。ゴルフの一丁目一番地は正しいアドレスですが、安定感のあるカッコいいアドレスを実現させるためには、股関節から上体を前に倒して、お尻が高い位置に保たれている必要があります」
「股関節をはめる感覚は少し分かりづらいかもしれませんが、バックスイング時にヒザが横に流れたり足が伸び上がったりせず、右股関節に体重がしっかり乗っていれば、右足の付け根あたりに圧を感じるはずです。そして、インパクトにかけて今度は左足の付け根あたりに圧を感じれば、股関節がはまっている証拠になります」
「この股関節をはめる動きを実現させるにはストレッチが有効ですが、日常のさりげない動きの中でも改善が可能です。例えば何かを拾う時にしゃがむことがあると思いますが、その際は背中を丸めて上体だけで拾おうとするのではなく、股関節から下げてスクワットのような姿勢を取ると、股関節をはめる動きを体感できます」
「また、イスに浅く座ってPCなどを操作していると猫背になりやすく、腰にも負担がかかるので、できるだけ深く座ることを意識したほうがいいでしょう。この正しい姿勢では股関節が自然と後ろに押し込まれるので、股関節が後傾することなく、スイング中のように前傾の維持を体にクセづけることができます」
ゴルフのアドレスは一般的に見れば特殊ですが、「背すじを真っすぐに伸ばす/頭は下げないで軽くアゴを引く/頭が上に引っ張られているようなイメージ/腰は反らずに肩の力も抜く/おなかを引き締めて体幹を意識する」などなど、いわゆる“正しい姿勢”と共通する部分も少なくありません。
日々の生活ではストレッチを実践しつつ正しい姿勢を改めて意識して、ゴルフの上達にもつなげていきましょう。
文/のぐち まさひろ
ゴルフとサウナと愛犬のチョコをこよなく愛するライター&ディレクター。20年ほど従事したクルマ系メディアの編集者からフリーランスになり、これから何をしていこうかいろいろと妄想中。ホームコースは「南総カントリークラブ」で、オフィシャルハンデは「7.7」。
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