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- 「もう二度と行きたくない…」 雑草だらけでバンカーの砂もない… ボロボロのコースは不適切なコストカットの結果!?
ゴルフ場は広大なコースや豪華なクラブハウスの管理に何かと費用がかさみますが、バブル崩壊以降は会員権価格の下落や、競技人口の減少なども相まって赤字経営のところが大半を占めており、コストカットを余儀なくされています。とはいえ、ゴルフ場の予算や費用で、コストカットしてはいけないこともあるようです。
コストカットのツケは「ボディーブロー」のように効いてくる
ゴルフ場は広大なコースや豪華なクラブハウスの管理に何かと費用がかさみますが、バブル崩壊以降は会員権価格の下落や、競技人口の減少なども相まって赤字経営のところが大半を占めており、コストカットを余儀なくされています。
とはいえ、ゴルフ場の予算や費用で、コストカットしてはいけないこともあるようです。ゴルフ場の経営コンサルティングを行う飯島敏郎氏(株式会社TPC代表取締役社長)は、以下のように話します。

「コースは、そのゴルフ場の“顔”と言っても過言ではないので、その管理に充てるコストはカットすべきではないでしょう。たとえば、除草は少なくとも春と秋の年に2回行うのが基本ですが、除草剤が大量に必要だからとケチっていると、段々と芝の中に雑草が目立ってくるようになります」
「また、バンカーの砂は、強風や、ショットするごとに少しずつ砂が外に掻き出されるため、定期的に補充しなければならないのですが、こちらも作業を怠っていると、減ってきてしまいます」
「いずれも、コストカットをしたり、作業頻度を減らしたりしたところで、数日で結果が表れるわけではありませんが、ボディーブローのようにダメージを受け続け、半年や1年といった比較的長い時間をかけてジワジワと効いて、気が付いたころには手遅れになっていしまいます」
「ゴルフ場の予算は限られているため、コース管理に充てる資金のウエイトを過剰に多くすることもできないですが、とはいえ必要以上に減らすべきではありません」
また飯島氏は作業に当たる管理者も最低限の人員は確保すべきといいます。近年では、遠隔操作によって無人で走行できる芝刈り機なども登場していますが、まだ監視するスタッフは必要であるため、人数を減らしてまでコストカットするのは時期尚早とのことです。
むしろコストカットで利用者に還元できるものも
一方で飯島氏は、「むしろコストカットしていった方が利用者にとってメリットになりうる分野もある」といいます。
「特に最近は円安などの影響で、電気料金が不安定になっていますが、ゴルフ場は敷地が非常に広大なので、“エネルギーコスト”に関してはできるだけ削減していった方が良いと思います。たとえば、クラブハウスやナイター設備に使用する照明を、蛍光灯から消費電力の少ないLEDに交換する。また、クラブハウスは全館空調になっていることが多いですが、それを部屋ごとに個別で管理できるようにすることで、使わない部屋にまで空調を送り込む必要もなくなります」
「また、スタッフ全体に占めるアルバイトやパートの割合を増やしたり、キャディーバッグの積み込みをセルフにしたりするのも、固定費を減らしプレー料金を低く抑えるのにつながります。いきなり切り替えるのは難しいかもしれませんが、コストカットすべきなのか、そうでないのかを適切に判断できれば、コース管理のようなカットすべきでない分野に費用を十分に巡らせることができるでしょう」
ゴルファーから選ばれるとともに、サステナブルな運営を行えるゴルフ場とするためには、必要なところに必要な分だけ予算を回し、適切にコストカットができるようになることが求められていくのかもしれません。
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