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- “穴”がないと気分が出ない… 練習グリーンの「スタンドピン」って意味あるの? “足と足の間”を狙うのは間違い!?
ゴルフ場によっては、練習用グリーンに3本足や4本足の「スタンドピン」が用いられていることもあります。「スタンドだとカップとは狙い方が変わってくるの?」と思う人もいるかもしれませんが、どのように練習するのがベストなのでしょうか。
足と足の間を狙うのは実戦的ではない
スタート前は最低でも練習グリーンでパッティングの練習をするという人が多いのではないでしょうか。
一般的に練習グリーンには本グリーンと同じようなカップが何カ所か切られていますが、ゴルフ場によっては3本足や4本足の「スタンドピン」が用いられていることもあります。しかし、なかには「スタンドだとカップとは狙い方が変わってくるの?」と思う人もいるかもしれません。

では、練習用グリーンのターゲットがスタンドピンの場合、どのように練習するのがベストなのでしょうか。レッスンプロ兼クラフトマンの関浩太郎氏は、以下のように話します。
「スタンドピンには、本体をグリーンに固定するための足が3~4本付いていますが、一見すると『足と足の間を狙って打てばよいのでは?』と思うでしょう。ところが、実際のカップの直径は10.8センチと決められているのに対し、スタンドの足の間隔はカップの直径よりも広い場合もあります。ショートパットでも、カップの真ん中をできるだけ正確にとらえられないとラインによってはフチを舐めて外れてしまったりします」
「逆を言えば、カップの中心をしっかり狙えていれば多少ラインの読み間違えがあったとしても、端から入ってくれるようになります。スタンドピンが設置されたグリーンにおいて、足と足の間を狙う練習方法はターゲット設定を意図せずとも緩くしていると言えるため、3~4本ある足のいずれか1本を『カップの中心』と捉え、そこに向かって打つようにしましょう」
「さらに、ボールとカップとの間にちょっとした傾斜があるとき、タッチが強くなればなるほど傾斜の影響を受けにくく真っすぐ打つことができますが、その代わり確実に決めきることが求められます」
「しかし、アベレージゴルファーやビギナー場合、短い距離でも外す可能性がある中で強く打つのは無謀と言えます。一般的にはカップを30センチ程度オーバーするくらいの力加減で打つのがセオリー』と言われていますが、アベレージ程度の技量ならそれ以上オーバーすることはザラですし、返しを外して3パット、4パットと続いてしまう確率が高いです」
「ですから、弱すぎるのも良くはありませんが、特にミドルパットやロングパットではボールがスタンドの足に当たった後、強く跳ね返らないくらいの強さを目指すのがベストです」
また、練習グリーンでは「ラインを踏んだり跨いだりしてはいけない」といった基本的なグリーン上でのマナーに加え、複数人が同時に一つのターゲットに向かって打つという状況から、プラスアルファで守るべきマナーもあります。
例えば、ボールが転がっている最中に他のボールとぶつからないよう、なるべく他の人とはスペースを空けたり、同じターゲットを使っていた人がボールを回収しにきた際は、打つのを控えて素振りで時間をつぶしたりするのが良いと言います。
ミドルパット以上を1発で狙うのは非効率的
加えて関氏は「パッティング練習においては、ショートパットとミドル&ロングパットは目的が根本的に別物であると考えて取り組むべき」と話します。
「PGAツアーが行った調査によると、15フィート(4.6メートル)を1発でカップインさせられる確率は、およそ23%とされています。世界でもトップクラスのプロゴルファーが集うツアーですから、4~5メートル程度のバーディーチャンスはかなりの確率で入っている印象をを持っている人も少なくないでしょうが、実際のところは4回に1回も入っていない計算になります」
「練習グリーンで最終調整をしているときに、同じような距離からのミドルパットを1発で狙おうと頑張っている人も多いかもしれませんが、PGAツアーの選手ですらその確率なのですから、入れようと躍起になることはタイムパフォーマンス的にも非効率です。そのため、練習グリーンのターゲットがカップであろうとスタンドであろうと、ミドルパットやロングパットはターゲットを直接狙う必要は全くありません。近づけさえすれば良いのですから、カップやスタンドがなくてもグリーン上にパターのヘッドカバーなどを置き、それに向かって打てば問題ないのです」
特に練習グリーンが混雑しているときは、ミドルパットやロングパットの練習で動線が周りのプレーヤーと交錯しがちなので、グリーンの端に小物を置いて練習するほうが効率的だと言います。ティーを刺してターゲット代わりにする方法もあります。練習が終わったらティーを忘れずに回収しましょう。
カップや足の間に入れることにこだわらず、効率的にパット練習を進められれば、本番での3パットも減らせるかもしれません。
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