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- プロを目指すジュニアはどんな練習をしている? 大人が習得すべき「距離感を正しくつかむ」練習とは
ジュニアの頃から本気でプロを目指している子供たちは、どのような練習をしているのでしょうか。
イメージ通りのショットを打てる「感覚」を養っている
ゴルフは大人になってから始めるのが一般的かもしれませんが、子どものころから始めている人も多く、なかには将来的にプロを目指している人もいます。では、ジュニアの頃から本気でプロを目指している子供たちは、どのような練習をしているのでしょうか。実際にジュニアにも指導を行っている、レッスンプロの三浦辰施氏は以下のように話します。

「私は、レッスンを開催しているかたわら外部委託で、高校のゴルフ部に所属している生徒たちの指導にもあたっています。『ゴルフ部』と言ってもレベルは学校によって様々だと思いますが、私が面倒を見ている子供たちは全国大会に出場したり、女子ツアーのオープントーナメントに呼ばれたりすることもあり、しっかり“選手”として扱われているのでかなりハイレベルだと言えます。
練習では、一般的なレッスンで教わるような『スイング軌道を良くする』といった内容が含まれる場合も時にはあるのですが、個人的にはキレイなスイングを身に着けさせることをあまり重要視しておらず、どちらかというとコースマネジメントの大切さを理解してもらえるような指導を心がけています。
たとえば、現在地から狙っている場所に正確に落とすためにはどんな風に打っていったらいいのか、どうしたら自分が思い描いているショットを再現できるのかなどを、自然な流れの中で行えるスキルを養ってほしいというのが私のメソッドです。単純に『こう打ったら右に曲がる』とか『高い球が出る』を教えるのではなく、さらにその先のシナリオを考えて、『こう曲げたかったら何をすべきか』『高く上げるにはどうすべきか』といったところまで、想像力を鍛えていきます。
感覚を伴うため、最初はイメージした通りにうまくいかない場合も多々ありますが、練習を重ね続けるうちに経験や知識が増えて自分の引き出しが段々と増え、判断力や対応力が強化されるのです。大人になったらそのような感覚を身に着けられない訳ではありませんが、プロゴルファーとして活躍していくのに必要な力は、やっぱり若いうちから慣れさせることが大事だと思います」
実際、ジュニアの頃から練習と実践を繰り返してきたプロゴルファーに「右からフックをかけるにはどうすれば良いか?」と質問を投げかけると、「クラブを右に向けてインサイドアウトの軌道にして……」というレッスン書のような説明じみたものではなく、「感覚で打っている」とあっさりした答えが返ってくるそうです。
アベレージゴルファーからすれば理解が追いつかない話ですが、長年にわたって実戦と経験を積み重ねていると、「ボールを意のままに操ること」が当たり前になってくるのです。
なお、三浦氏が行っているジュニア指導は2〜3時間程度の練習を週に6日行い、シーズン期には月に2回ほど遠征して試合に参加しています。さらに、1つの試合は練習ラウンドを含めて4日間にわたり、スケジュールは比較的ハードになりやすいようです。
アベレージゴルファーが参考にできるメソッドはある?
では、ジュニアゴルファーたちが日々練習で取り入れているメソッドの中に、アベレージゴルファーが参考にできそうなものはあるでしょうか。三浦氏は以下のように話します。
「特に、アプローチやパターの場合はストロークをできるだけまっすぐにすることに意識が向きやすいですが、ボールを打ち出すスピード感などは感覚を頼りにせざるを得ない部分が多くなります。たとえば、『スイングの幅をどのくらいにすれば〇〇〇ヤード飛ぶ(転がる)』という決まりがなく、グリップを握る強さやそれに伴うインパクトの抵抗感によって飛んだり転がったりする距離は変わりやすいです。
そのため、正しいスイングフォームでクラブを振ったり、方向性を合わせたりするのも大事ですが、まずは距離感を正しくつかむことを身に着け、カップに確実に近づけられる強さで打てるようにしましょう。アプローチやパター程度の距離であれば、大人になってからでも十分習得は可能です」
ジュニアの頃から練習や実戦をし続けてきたプロのように、「意図的にボールを曲げる」といった高度な技はなかなかできませんが、少なくとも練習における考え方は私たちでも参考にできるものがあるかもしれません。
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