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- なぜあの場所から打ち直すの? トーナメントで「ドロップゾーン」が使われる理由と通常ルールとの違いとは
トーナメント中継などで、池に落としたボールを白い円の中でドロップするシーンを見たことがある方もいるかもしれません。このエリアは「ドロップゾーン」と呼ばれ、特別な措置として設けられていますが、通常の池ポチャ時の対応と何が異なるのでしょうか?その違いを詳しく解説します。
ドロップゾーンが設けられる理由とは?
トーナメント中継などで、池に落としたボールを白い円の中でドロップするシーンを見たことがある方もいるかもしれません。このエリアは「ドロップゾーン」と呼ばれ、特別な措置として設けられていますが、通常の池ポチャ時の対応と何が異なるのでしょうか?その違いを詳しく解説します。

池にボールが入ってしまった際の対処法として、ゴルフルールでは「ペナルティエリア(旧ウォーターハザード)」に関する救済措置が定められています。これには、赤杭(レッドペナルティエリア)と黄杭(イエローペナルティエリア)の2種類があり、それぞれ以下のような方法でプレーを続けます。
・元の位置から打ち直す
・池を横切った地点とホールを結ぶ後方線上にドロップする(1クラブレングス以内)
・(赤杭のみ)最後に横切った地点からホールに近づかない範囲で、2クラブレングス以内にドロップする
しかし、木や傾斜、池の形状などの理由で、こうした場所に安全にドロップできないケースもあります。特に大きな池の場合、境界線を横切った地点によっては、プレー可能な場所が極端に遠くなってしまうことも。
そこで一部のゴルフ場では、あらかじめ「ドロップゾーン」を設定し、プレーヤーがスムーズかつ安全に救済を受けられるようにしています。これは、救済の公平性と安全性を両立させるための特別措置です。
トーナメントでドロップゾーンが設けられる事情
プロのトーナメントでは、ギャラリースタンド(観客席)がプレーエリアに接近して設置されていることが多く、通常の救済ルールに従うと安全にプレーできないことがあります。
そのため、大会期間中だけ臨時でドロップゾーンを設けることもあります。テレビ中継では、池の近くに描かれた白い円がそれにあたり、一般のゴルフ場ではティーマーカーや案内板で示されることが多いです。
池ポチャした際の対応は、ティーイングエリアやスコアカードに記載されている案内や、ゴルフ場スタッフに確認するのが安心です。
「あるがまま」の原則から見たドロップゾーン
ドロップゾーンのように「ハザード外からプレー再開する」措置には、「プレーイング4(通称:マエヨン)」もあります。これらは「あるがままにプレーする」というゴルフの原則から逸脱しているという批判もあります。
しかし、TPC社代表でゴルフ場経営に詳しい飯島敏郎氏は次のように説明します。
「確かに“元の位置とは関係ない地点”からプレーを再開する点だけ見れば『あるがまま』とは言えないかもしれません。ただし、それを言い出すと、すべての救済措置が否定されることになります。たとえばカート道に止まったボールは、そのまま打てない危険性があるため、特例として安全な位置からのプレーが認められています。ドロップゾーンも、それと同じように“やむを得ないケース”に対応した合理的な措置と言えます。」
一方、プレーイング4はプレーファストを目的としながらも、OBや池に入れた人が有利になる可能性もある点で、公平性に課題が残ります。ドロップゾーンは「池越え」という難所を残した上での救済となるため、むしろ競技性とのバランスは保たれていると言えるでしょう。
救済ルールは“特例”として機能するもの
ゴルフにおける救済の起源は、スコットランドの「セント・アンドリュース」にあるクリークにさかのぼります。当時はその水辺で洗濯が行われており、ボールをそのまま打つと洗濯物が汚れるという理由から、例外的に別の場所からのプレーが認められていたという逸話もあります。
このように、「安全性」「公平性」「合理性」が救済措置の根底にあるのです。
まとめ:ドロップゾーンがある場合はその指示に従おう
ドロップゾーンはすべてのゴルフ場にあるわけではありません。まずは通常のペナルティエリア処置を理解したうえで、ドロップゾーンが設定されている場合には、そのゴルフ場ごとの指示に従うようにしましょう。
池ポチャ後の対応に迷ったら、コース案内やスコアカード、スタッフの説明を確認するのが確実です。状況に応じた正しい対応ができれば、プレーの流れもスムーズになるはずです。
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