- ゴルフのニュース|総合ゴルフ情報サイト
- 記事一覧
- ゴルフライフ
- タッチが合わないのは“芝のことを知らなすぎる”から!? “グリーンがたどる1日の変化”はゴルファー必須の基礎知識
グリーンの芝はコース内でも特にデリケートとされ、夏には水不足で真っ赤に焼け、反対に冬にはカチコチに凍ってしまう場合もあります。しかし、そういった長期的なスパンではなく、たった1日の間でもコンディションは、目まぐるしく変化すると言います。
芝本来が持つ特性や周りの自然環境で変化する
グリーンの芝はコース内でも特にデリケートとされており、夏場は水不足によって表面が全体的に赤く焼けてしまうトラブルに見舞われたり、冬になるとカチコチに凍ってしまったりする場合もあります。

しかし、そういった長期的なスパンではなく、たった1日の間でもコンディションは目まぐるしく変化します。ゴルフ場の経営コンサルティングを行う飯島敏郎氏(株式会社TPC代表取締役社長)は、以下のように1日の変化を説明します。
「まず、植物として本来持っている性質上、どんなに頻繁に刈り込みを行っても1日の中で芝は少しずつ伸びていくので、見た目ではそれほど変化はなくても草丈は変化していきます。また、早朝の頃は表面に露が付いているため全体的に土壌の水分量が多く、営業を始めてしばらくの間はコンパクション(硬さ)が柔らかめで、ボールの転がりに対する抵抗が大きくなりがちです」
「しかし、そこから時間がたつと日光が当たるようになって表面が乾燥することで、コンパクションが上がってボールの転がるスピードも速くなり、同時に傾斜の度合いにも左右されやすくなります。さらに、芝は日光が射す方角や水が流れる向き、風が吹く方向に向かって伸びる性質も持ち合わせていて、それによって芝目ができるので刈り込みを行う際はあまり芝目が一方向に偏らないよう、毎日少しずつ芝刈り機をかける方向をずらしています」
「ところが、作業を行った直後としばらく経過した時とではどうしてもクセが元に戻り、1番ホールと18番ホールでグリーンのコンディションが変わることも多々あります。たいていのグリーンの周りには木が生えていますが、ホールごとに本数や茂り具合は微妙に違い、それらが原因で日照や風通しもバラバラになるので、18個のグリーン全てで同じクオリティーにするのは、非常に難しいことと言えるでしょう」
芝目は、「日光」「流水」「風」の方向で決まると言われますが、中でも山岳コースでは全体的に傾斜が急で、水が流れる方向も限定的になるため、平地のゴルフ場と比べると目が強くなりやすいとされています。また、山頂からの吹き下ろしによって風向きも一定になり、芝は風下となる低地側に伸びる傾向にあります。
そこで、一部の山岳コースや丘陵コースでは芝目の向きをすぐにチェックできるよう、グリーンの周辺に目印を設置したり小さな木を植えたりして、グリーンで一番高い地点がどこなのかを指し示している場合もあります。
一番ダメージ力が強いのはゴルファーによるもの
ただ、飯島氏は「芝が持っている性質や周りの自然環境以外で、最も芝の状態が変わりやすくなる条件がある」と話します。
「ゴルフ場には、毎日最大で200人ほどのゴルファーが来場します。そして、途中でギブアップやOKパットなどをしない限り、ほぼ全員がカップの周りを通るため、シューズで踏まれることによってフットスタンプ(足跡)が付きやすく、突き固められたり葉先がいろいろな方向にばらけてしまったりして、局所的に複雑な芝目が発生する場合が珍しくありません」
「ゴルファーとしては、後からプレーする人がアンフェアにならないようにカップの周り1足分は踏まないように気を付けるのがマナーとされています」
「しかし、残念ながらそれを徹底できていない人もおり、さらにトーナメントに出場するプロゴルファーの中にも失念してしまっている選手も少なからず見られます。プロや上級者がしっかり励行できていれば、ビギナーやアベレージゴルファーもそれを見て学び、習慣づいて結果としてゴルファー全体のモラルが向上するのではないかと考えています」
なお、ツアープロの間ではカップインしたボールを拾った後、パターのヘッドで踏んだあたりの芝を軽くトントンと叩く光景も見かけることがあります。必ず行わなければいけないものではありませんが、後続のプレーヤーにアンフェアにならないよう、行っている選手も多いのです。
ゴルファーとしては、できるだけ一定のコンディションの中でパッティングしたい、という気持ちが強くなりがちでしょう。しかし、常に芝の状態が変化することを踏まえたうえで、自らの力でアジャストしていくことこそが、ゴルフの醍醐味の一つと言えるかもしれません。
最新の記事
pick up
-
「上達志向ゴルファーに最適解!」 “飛んで止まる”テーラーメイドのNew「ツアーレスポンス ストライプ」登場<PR>
-
“自分で操りたい派”に刺さる? テーラーメイドの新「SYSTM2(システムツー)」パター登場! 世界的ヒット作「スパイダー」との違いは?<PR>
-
今後ゼクシオはどこへ向かうのか? 家田社長が語る「25年」の継承と「XXIO 14」の挑戦<PR>
-
これが最新電気自動車の現実だ! 往復600キロのゴルフ旅を日産 新型「リーフ」で行ってわかった“BEVの安心感と実用性”<PR>
-
中田翔 VS. 河本力 の飛距離対決! キャロウェイの新作「QUANTUM」ドライバーで驚きの300ヤード超え連発<PR>
ranking











