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- お世話になることが多い「前進4打の特設ティー」 ゴルフ場によって残り距離に違いがあるけど設置場所に決まりはあるの?
ビギナーやアベレージゴルファーはお世話になることが多い「前進4打の特設ティー」。4打目がウェッジで打てる場合もあれば、ミドルアイアインでも届かない場合もあります。設置場所に決まりはあるのでしょうか。
前進4打を何ヤード付近に設置するというルールはない
ティーショットの方向性が安定しないゴルファーにとって、ありがたいローカルルールが前進4打(プレーイング・フォー)です。“まえよん”とか“プレーフォー”と呼ぶこともあります。
ローカルルールとは、ゴルフ場ごとに設定されている独自のルールのことです。正式なルールとは別に独自のルールを設定する目的は、プレーの進行をスムーズにすることです。前進4打はティーショットがOBの場合、前方の特設ティーから4打目としてプレーできると定めています。
ゴルフの正式なルールでは、ティーショットがOBの場合、次のようにプレーすると記されています。

「プレーヤーは、1打の罰を加え、直前のストロークを行った所から元の球か別の球をプレーすることによってストロークと距離の救済を受けなければならない」(規則18.2b)
この規則を簡単に説明すると、ティーショットがOBの場合、1打の罰を加え、同じティーイングエリアから打ち直しです。ティーショットが1打目で、OBの1打罰を加えますから、打ち直しが3打目になります。
しかしゴルフを始めたばかりのビギナーが同じティーイングエリアから打ち直しても、そのショットがフェアウェイに飛ぶ保証なんてありません。打ち直しもOBの場合は5打目、そのショットもOBの場合は7打目を同じティーイングエリアから打たなければなりません。
それではいつまでも前に進みませんから、日本の多くのゴルフ場はローカルルールで特設ティーを設置しています。そして「ティーショットがOBの場合、前方特設ティーよりプレーイング4にてショットしてください」というローカルルールを採用しています。
特設ティーの設置場所はゴルフ場によって異なります。パー4の特設ティーからウェッジでグリーンが狙えるゴルフ場もあれば、ミドルアイアンじゃないとグリーンに届かないゴルフ場もあります。特設ティーを残り何ヤード付近に設置するという決まりはあるのでしょうか。ゴルフ場関係者に聞いてみました。
「特設ティーを残り何ヤード付近に設置するという決まりはありません。メンバーシップ運営のゴルフ場には競技委員会という委員会がありますから、競技委員会が特設ティーの設置場所を決めています」
「うちのゴルフ場は、パー4の特設ティーはグリーンまで150ヤード前後、パー5はグリーンまで250ヤード前後に設置しています。そうすると技量の高いゴルファーであればボギーで切り抜けることができますし、一般的な技量でもダブルボギーやトリプルボギーでホールアウトすることができます」
パー3の特設ティーは必ずプレーイング3じゃない
前進4打の特設ティーは、ティーショットがOBの場合のプレー進行をスムーズにするために設置されています。したがってパー3もパー4もパー5もプレーイング4です。ところがパー3の特設ティーは前進3打だと思い込んでいるゴルファーが多いと前出のゴルフ場関係者は指摘します。
「パー3にはティーショットが池に入ったときのプレー進行をスムーズにするために特設ティーが設置されていることがあります。その場合は『プレーイング3にてショットしてください』と看板に表記されていますが、これはレッドペナルティーエリアだからプレーイング3なのです」
「うちのゴルフ場は池越えのパー3にもOBがありますから、『ティーショットが池の場合、特設ティーよりプレーイング3にてショットしてください。OBの場合、プレーイング4にてショットしてください』という看板を設置しています。ティーショットが池の場合とOBの場合でペナルティーの打数が異なります」
「ゴルフ場としましては、ティーショットをレッドペナルティーエリアに打ち込んだときとOBに打ち込んだときで罰が同じなのは不公平ですから差をつけているのですが、プレーヤーからすると、プレーイング4だとボギーが確定しており、チップインしないとダブルボギーですから、ペナルティーが重すぎると感じるようです」
「でも本来であれば1打の罰を加えて同じティーイングエリアから打ち直しのところを、2打の罰を加えて特設ティーまで前進しているのですから、ペナルティーが重すぎるということはないと思います」
そもそも前進4打がローカルルールですから、ペナルティーが重すぎるかどうかを的確に判断しようとすること自体がナンセンスです。ゴルファーは特設ティーの設定が厳しかったとしても、ティーショットでOBを打っているのだから仕方がないと割り切ってプレーするしかありません。
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