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- 「同じコースばかりだと飽きる」と感じるのは上級者!? ショットが不安定な人は何回プレーしても意外と飽きないという真実
毎回違うゴルフ場に行きたがる人もいれば、料金や家からの距離を優先して毎回同じゴルフ場でも満足な人もいます。改めて、アマチュアのゴルフ場選びについて考えてみました。
ゴルフ場選びは人によって重視するポイントが違う
20代のころは家から多少遠くても、プレー料金が安かったり、コースレイアウトが面白いというウワサを聞いたりすると、片道2時間以上かけて足を伸ばしていました。しかし最近は片道1時間30分以内が基本的な守備範囲になっています。
遠方の友人からの誘いがあれば、片道3時間でも4時間でも車を飛ばしますが、そのときは日帰りではなくゴルフ場近くの宿泊施設に前泊します。そして翌朝早い時間にスタートし、13~14時ごろラウンドを終えて家路につきます。

遠距離のゴルフ場に足を運ばなくなった理由はいくつかあります。プレー料金が安いゴルフ場は、アップダウンが激しかったり、フェアウェイが狭くてOBが多かったり、何らかの欠点があるから安い料金で集客していることに気づいたこと。いくらコースレイアウトが面白くても、行き帰りも含めた所要時間が12時間を超えるとリピートする意欲が湧かなくなってきたこと。片道1時間30分以内にコストパフォーマンスが高いゴルフ場がいくつかあり、そこに行ったほうが楽しめることなどが挙げられます。
ゴルフに限らず若いころは、行ったことがない街、行ったことがない国に積極的に足を運び、見聞を広めていました。しかし見識がある程度深まってくると、一度訪れたことのある土地の中から旅先を選ぶようになります。
お金と時間に余裕ができたので、一生に一度行ってみたい土地に足を向けることもあります。その旅はもちろん人生最高の思い出になりますが、家に着いてソファーに腰を下ろすと、「やっぱり家が一番落ち着くよね」などと言い出すのが年齢を重ねた人間の常です。
日本国内で一生に一度行ってみたいゴルフ場といえば、川奈ホテルゴルフコース(静岡県)、太平洋クラブ御殿場コース(静岡県)、フェニックスカントリークラブ(宮崎県)、廣野ゴルフ倶楽部(兵庫県)、霞ヶ関カンツリー倶楽部(埼玉県)、東京ゴルフ倶楽部(埼玉県)、軽井沢ゴルフ倶楽部(長野県)といったところでしょうか。
これらのコースに一生に一度といわず、何度も足を運んでいるゴルファーもいますが、その人たちは高額な会員権を取得している一部の限られた特権階級です。庶民は一生に一度の思い出として記憶を胸に刻みつつも、「素晴らしいゴルフ場だったけど、やっぱり料金が高いよね」「あの金額を出すなら、いつも行っているコースで4~5回プレーできるよね」「ボクはそっちのほうがいいかな」というのが正直な感想です。
毎回同じコースをプレーしても意外と飽きない
筆者は20代半ばから30代前半までゴルフ雑誌の編集部に在籍していました。その当時はゴルフ場の美辞麗句で「戦略性に富んでいるので何度プレーしても飽きない」というフレーズを多用していました。
でも、今になって振り返ると「戦略性に富んでいる」から「何度プレーしても飽きない」という言い回しは必ずしも適切ではなかったと感じます。戦略性が高かろうが低かろうが、一定の水準をクリアしていれば何度プレーしても飽きません。
これは飲食店を例に挙げると分かりやすいかもしれません。メニューがたくさんある飲食店は、何回行ってもまだ食べたことのない料理があるから飽きないと思うかもしれませんが、味はおいしいけど値段が高いと感じたら二度と訪れません。一方で、決まったメニューしかない飲食店は2~3回行ったら飽きるかといえば、そんなことはありません。値段が安くて口に合えば何度でも訪れます。
ゴルフ場もこれと一緒で、コースレイアウトが単調な河川敷コースであっても、似たようなホールが続く丘陵コースであっても、プレー料金に見合った満足度が得られれば飽きることはありません。ゴルフ場の場合はティーイングエリアが変わったり、ピン位置が変わったりしますから、2日続けてラウンドしても変化があります。
仮に2日間同じセッティングだったとしても、こちらのショットが左右にバラつきますから、毎回同じ場所からグリーンを狙うわけではありません。昨日は気にならなかったバンカーが今日はやたらと目に入ったり、そのバンカーに打ち込んで大変な目に遭ったりします。それはそれでホロ苦くも楽しい思い出になります。
筆者のゴルフ仲間も毎回同じコースに行く人が多いです。そして「このホールはいつも右の林に打ち込んじゃうんだよな」などと弱音を吐きながら毎回同じようなスコアでホールアウトし、精算時に毎回同じフロントスタッフに声をかけて次回の予約を入れています。
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