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- 「もうボールにGPSをつけてほしい…」 ロストの可能性がある“長いラフに入ったボール”を効率よく見つけるコツとは?
猛暑の影響か、それともコース管理スタッフの人手不足のせいなのか、フェアウェイの両サイドのラフが伸びたままのゴルフ場が増えています。ムダなロストボールを少しでも減らすためには、どんな探し方がいいのでしょうか。
カートに乗ったままではほとんどボールは見つからない
猛暑のせいなのか、それともコース管理スタッフの人手不足のせいなのか、今秋はフェアウェイの両サイドのラフが伸びているコースが多いです。プロゴルフトーナメントのセッティングほど伸びているわけではありませんが、「100切りゴルファーがエンジョイゴルフを楽しむコースにしてはラフが長すぎるんじゃないの」といいたくなるくらいラフが伸びています。
ラフが伸びていると、フェアウェイ方向に飛んだボールがわずかにそれてラフに入っただけなのに、なかなか見つかりません。ティーショットを打ったときに「だいたい、あのあたり」と目星をつけても、そのあたりに行ってみるとボールが入った形跡すら見当たらず途方に暮れます。
先日のラウンドでも、乗用カートのハンドルを握っている本人が「オレのボール、このあたりだったと思うんだけど……」とスピードを落としながら探していたにもかかわらず、ボールを置き去りにして30ヤード以上進んでいました。
本人は照れ笑いを浮かべていましたが、カートを前に出しすぎると、後続組が「もう打って大丈夫でしょう」と判断し、ショットを打ってくる可能性があるので注意が必要です。幸いにも後ろの組のゴルファーは打ち終えていない人がいることに気づいてくれました。

ラフがボールの直径よりも長くなると、カートを走らせながらボールを見つけるのはほぼ不可能です。カートから降りてラフの上を歩き、真上からのぞき込んで探さないと見つかりません。それでも見つからない場合はロストボールとして処置するしかありません。
ロストボールが続くと、「白いボールは見つけにくい」とか「オレンジ色のボールが見つけやすい」という話題になりますが、ラフにすっぽり埋まったらボールの色は関係ありません。
1人より4人で探すほうが見つかる可能性が高い
それとラフに入ったボールが見つからないときは、なるべく早めにボール探しを手伝ってあげたほうがいいです。筆者は基本的に同伴者全員のティーショットの行方を見守るようにしていますが、ボール探しを手伝うのはビギナーや女性を優先します。
そうするとビギナーのボールが見つかった後、前方に目を向けると上級者がボール探しに悪戦苦闘していることがあります。いくらラウンド慣れしている上級者であっても、ラフに入ったボールを1人で探すのは限界があります。2~4人で探すほうが見つかる確率が高まります。
ラフに入ったボールがなかなか見つからないときは、打った本人とは異なるエリアを探すのがポイントです。打った本人が自分の手ごたえを元にエリアを特定し、そのエリアを集中的に探しても見つからないということは、本人の手ごたえが間違っている可能性が高いです。
ほとんどの場合、手ごたえよりもはるかに飛んでいません。30~40ヤード手前を探すと、ラフに埋まっていることもなく、視認できる状態で見つかることがあります。
ボール探しは人手が多いほうが見つかりやすいのは間違いないのですが、すべてのボールを全員で探しているとプレーの進行に差し支えるのが悩ましいところです。4人のうち2人がフェアウェイ左サイドのラフ、2人が右サイドのラフに打ち込んだ場合、4人全員で左サイドのボールを探してから、4人全員で右サイドのボールを探すと時間がかかります。左右に2人ずつ分かれて探し、4個のボールを見つけるのが理想です。
いずれにしても、ラフが長いセッティングが今後も続くようであれば、近い将来ロストボール対策としてGPSが内蔵されたゴルフボールが富裕層向けに販売されるのではないかと本気で想像しています。
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