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- パッティング時にグローブは着けるか外すか問題 それ以前にもっと重要なこととは?
グリーンオンするとグローブを外し、素手でパッティングするプロゴルファーは多いですが、アマチュアはどうするのがベストなのでしょうか?
ほとんどのアマチュアは実力や好みに合わせて決めるのがベスト
パッティング時にグローブを着けるか外すかで悩んだ経験があるアマチュアは少なくないはずです。実際、SNS上では「ボールがグリーンに乗ったタイミングで外します」「面倒なので着けたまま打ちます」など、さまざまな意見があり、ゴルファーによって好みは分かれそうです。

プロの場合は外してパッティングする人が多いイメージですが、アマチュアはどちらがオススメなのでしょうか。ステップゴルフ認定コーチでPGAティーチングプロの資格を持つ野口剛氏は、以下のように話します。
「正直、一般的なアマチュアの場合は“しっくりくる”方を選べばよいと思いますが、なるべく練習と同じ環境にするのがベストです。たとえば、スタート前の練習グリーンでグローブを着けてパッティングしたのであれば、ラウンドでも同じようにプレーするべきです」
「パッティングはショットの中でも最も繊細さが求められるので、練習とラウンドで感覚に大きなズレが生じないようにする必要があります。まずは統一することを意識してみると良いでしょう」
パターマットなどを使用して自宅で練習する際も、なるべくラウンドと同じ状況で行ったほうが微妙なタッチの誤差が出にくくなるそうです。また、ゴルファーの特徴によって使い分けるのもありだと野口氏は話します。
「たとえば経験の浅いビギナーであれば、グローブを着けたままパッティングした方が、わずかではありますが時間の短縮につながります。目上の同伴者から『ミスショットばかりで時間がかかっているのに、一丁前にグローブを外してパッティングしている』と思われる可能性もゼロではないので、着けたままプレーしたほうが無難かもしれません」
「また、日焼けが気になる女性ゴルファーも、なるべく着用していたほうが安心ですし、自身の状況に応じて決めると良いでしょう」
ビギナーはスコアを追い求めるよりも、まずラウンドに慣れることが大切。パッティング技術が向上するまでは、効率的にプレーすることを優先したほうが良いかもしれません。
上級者にグローブを外す人が多い理由とは?
一方、上級者もしくは競技志向のゴルファーは、なるべくグローブを外した方がいいと野口氏は話します。
「一打の重みが違う上級者の場合は、より繊細なタッチが求められます。ストロークの力加減、打ち出し角が少しでも狂ってしまうと大きなミスショットにつながるので、なるべく素手で打つのが個人的にはオススメです。たとえば細かな手作業をするときも同様ですが、グローブで皮を一枚隔ててしまうとやりづらさを感じるはずです」
「私はさまざまなゴルファーとラウンドする機会がありますが、やはりパッティングがうまい人は外しているイメージあるので、一打でもスコアを縮めたい人は一度試してみると良いでしょう」
プロゴルファーのなかにも、グローブを着けたままパッティングをする人はいるので一概にはいえませんが、素手のほうがタッチの感触をより直接感じやすいのは確かです。自身の実力やプレー環境、好みに合わせて最適な方を選択するのがベストといえそうです。
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