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- ビギナーだけの組はやっぱり迷惑!? ゴルフ場の本音は? 上級者抜きでも円滑にプレーを進めるコツ
昨今はビギナーだけでラウンドする組も増え、スロープレーが目立つようになったといわれていますが、ゴルフ場側はどのように考えているのでしょうか。
ビギナーだけの組が悪いわけではないけれど…
コロナ禍でゴルフを始める人が増えたこともあり、スロープレーが横行していると嘆くベテランゴルファーの声を耳にする機会が少なくありません。実際、ネット上では「前組がビギナーだけの組に当たると最悪」「ハーフ3時間超えはきつい」など多くのコメントが寄せられ、なかにはビギナーだけのラウンドは控えるべきといった厳しい意見も見受けられます。
そのような意見に対してゴルフ場側はどのように考えているのでしょうか。岐阜県にある、いわむらカントリークラブの支配人・志村努氏は以下のように話します。
「確かにビギナーだけの組がスロープレーに陥ってしまうケースもありますが、一概にプレーヤーだけに非があるとは考えていません。むしろ、どのような工夫をすれば円滑なラウンドを提供できるのか試行錯誤することがゴルフ場の腕の見せ所だと思っています」

「現在、当コースで考えているのは、組の中でエチケットリーダーを指名して円滑なプレーを促進してもらうことです。事前にプレーファストとなるような所作を共有し、1日頑張ってくれた人にはドリンクをサービスするなど、特典をつけるつもりです」
「さらに、従業員にも常にお客さまの行動をチェックするようにと伝えています。受付で困っているビギナーがいた場合は、積極的に声をかけて誘導し、初ラウンドかどうかなどをヒアリングしています」
「初ラウンドであることが分かった場合は、打ち込みをしない、『ファー』の声かけ、ショット時は静かにするなど、最低限のマナーを伝えています。万が一コース上で渋滞が起きてしまった場合は、マスター室のスタッフに緊急でキャディーをやらせて対応することもあります」
ゴルファーが事前にルールやマナーを学ぶ重要性は言うまでもありませんが、ゴルフ場側もビギナーがスムーズに回れるように試行錯誤を行っているようです。
同コースも、かつては上司が若手を連れて回る組などが多かったものの、「休日に部下を誘うのはどうなのか」「パワハラに当たるのでは」といった社会的な変化もあり、現在は経験の浅い仲間同士で回る組が増加していると話します。そのような時代的な背景も、ビギナーだけの組が目立ちやすくなっている要因かもしれません。
ちょっとした所作を学ぶだけでもプレー時間は短縮できる
では、ビギナーだけの組が少しでも円滑にラウンドするためには、どのようなことに気を付けるのが良いのでしょうか。志村氏は以下のように話します。
「特にグリーン周りは時間をロスしやすいので意識してもらいたいです。私は以前、某ゴルフショップに勤めていたのですが、同僚たちとラウンドする際は、一番最初にカップインした人がグリーン周りに置かれた同伴者のクラブを回収すること、ホールアウト後はクラブをカートに戻さず、すぐに乗りこんで次のホールに移動することがルールとなっていました」
「また、得意なクラブを1本必ず持ってプレーするのもオススメです。ミスショットが続いて焦っても、とりあえず『得意の7番アイアンで100ヤード以上は飛ばす』ことができると、スロープレーになりづらいです」
カップイン後はすぐにグリーンを空けないと、後続組がショットすることができずイライラさせてしまう原因となります。初ラウンドですべての所作を完璧にこなすことは難しいですが、頭の片隅にこのような情報を入れておくだけでも今後のプレーファストにつながりそうです。
最後に志村氏は「ゴルフ関連の求人募集では、未経験でもOKと記載しているものが多いにもかかわらず、お金を払っているゴルファー(お客さま)にはルールやマナーなど、要求が厳しすぎるスポーツだなと昔から感じています。ゴルフに興味を持ってくれた人が嫌いになってしまわないような努力を提供者側がもっと意識する必要があるでしょう」と話します。
スロープレーを単なる「ビギナーの問題」として片付けるのではなく、ゴルフ界全体で取り組むべき課題として向き合うことが、プレーヤーの増加、ひいては業界のさらなる発展にもつながっていきそうです。
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