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- 今さら聞けない… 「マリガンって何?」正式ルールではない“やり直しショット”の意外な起源と正しい使い方
「マリガン」とは、ミスショットを“もう一度やり直せる”カジュアルなルール。正式ルールではなく、アメリカ発祥の遊び文化として仲間内で広まった。ただし、使いすぎるとマナー違反になるため注意が必要だ。
正式ルールではない「マリガン」──アメリカのゴルフ文化から生まれた遊び心
ゴルフをしていると、「最初のティーショットはマリガンOK」などと耳にしたことがある人もいるでしょう。この“マリガン”とは、一体どんなルールなのか。本当に公式で認められているものなのか、気になるところです。ゴルフ場経営コンサルティング会社を経営する飯島敏郎氏は、次のように説明します。
「『マリガン』とは、アメリカのカジュアルゴルフで使われる特別ルールの一つです。多くの場合、朝イチのティーショットをミスした際に“もう一度打ち直しができる”救済的なローカルルールとして使われています。『マリガンで!』と宣言すれば再度打てますが、その結果が一打目より悪くても、そちらをスコアとして採用するのが暗黙の了解です。もちろん、これは公式ルールではなく、あくまで仲間内だけで通用する“遊びのルール”です」

マリガンの起源には諸説ありますが、有力なのはアメリカ・ニュージャージー州在住の「マリガンさん」という人物が由来というもの。ティーショットを連続でミスした際、同伴者が「もう一度打っていいよ」と言ったことから広まったといわれています。ほかにもカナダ・モントリオール発祥説もあり、いずれにせよ「マリガン」という人物名が語源とされています。
つまりマリガンは、競技スコアには一切反映されない“お遊びルール”であり、カジュアルなゴルフ文化の一部。正式な競技などでは当然ながら使えません。ゴルフの「気軽さ」と「楽しむ心」から生まれた、アメリカらしい習慣といえるでしょう。
「マリガン」が許される場面とは?──使い方次第でマナー違反にも
一方で、飯島氏は「マリガンが許される場面もある」と指摘します。「日本では、仲間内のカジュアルラウンドでコンディションが悪い時などに、誰かが『マリガンでいこう』と提案して始まるケースがあります。コンペでも“その方が盛り上がる”という理由で採用されることもあります」
ただし注意したいのは、マリガンを多用するとプレーが遅れ、後続組に迷惑をかける恐れがある点です。「混雑している時に連続でマリガンを行えば、『前の組のマナーが悪い』とトラブルになりかねません。コースが空いている時に限り、身内同士で軽く楽しむ──その範囲で行うのがマナーです」と飯島氏。
つまり、マリガンは「空いている」「仲間内」「遊び感覚」の3条件がそろったときにのみ許される文化的慣習。ゴルフの進行を妨げたり、他のプレーヤーに不快感を与えたりするような使い方は避けるべきです。
まとめ
マリガンは正式ルールではなく、仲間内での“お楽しみルール”。起源は諸説ありますが、いずれも「ゴルフをもっと気軽に楽しみたい」という思いから生まれたものです。日本でも「一回だけやり直し」という合意のもとで行われることがありますが、前提となるのは“マナー”と“配慮”。遊び心を取り入れつつも、周囲を思いやることこそ、真のゴルファーの品格といえるでしょう。
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