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- 我が子をプロゴルファーにするための「英才教育」ってどれくらいお金が必要なの? “最低ラインの金額”を実際のプロに聞いてみた
ゴルフは大人が楽しむレジャーという印象を持たれがちですが、子どもが本格的に取り組むケースも増えています。とくに将来的にプロを目指す場合、クラブやレッスンに加えて、試合への出場や遠征など、家庭への負担は決して小さくありません。では、プロを目指すジュニアの育成費用の実態とはどのようなものなのでしょうか。
少なく見積もっても年間300〜400万円はかかる
ゴルフはお金のかかるスポーツの一例にあげられる場合があり、取り組むには一定の予算が必要になります。たとえばクラブセットをそろえる場合でも高額になり、数万単位での出費が一般的です。そこにレッスン代や練習場の利用料を合わせると、継続的な費用も大きく積み重なっていきます。
では、大人が趣味として楽しむだけでも費用はかかりますが、自分の子どもをプロゴルファーに育てるとなれば、どれほどの費用が必要になるのでしょうか。こうした実情について、レッスンプロの三浦辰施氏は次のように語ります。

「たとえば、普通のジュニア大会への出場を目指している子どもの場合、練習やクラブ、ボール代など継続的な費用がかかってきます」
さらに、プロを本格的に目指す場合について、三浦氏は次のように続けます。
「また、ジュニアがプロを目指す場合は、大会に出場して実績を作る必要があります。うまくなればなるほど地元の大会だけでなく、遠くの大会にいく必要も出てくるので、遠征費がかかってきます」
「それに加え、子どもの送迎や世話も含めて、二人分の宿泊費までかかってしまいます。試合レベルが上がるほど活動範囲が広がり、必要となる費用もふくらむ傾向にある印象です。こうした事情を踏まえると、少なく見積もっても年間300〜400万円ほどかかってしまいます」
また三浦氏自身のケースや、かつてのプロゴルファーの状況についても語っています。
「私がプロを目指した時期は遅い方だったので、短期間でゴルフの技術を詰め込む必要がありました。そのため、高校卒業後にアメリカにゴルフ留学をして、レベルの高いところで相当修行し、年間でもかなりの費用を使いました」
「私よりもさらに上の世代の方だと、たとえば丸山茂樹さんなどの時代は今と違って世の中にジュニアを育成するしくみがありませんでした。当時はゴルフ場が平日3万など当たり前の時代で、その頃にプロになった人たちは年間で数千万円かかっている人が大勢いました」
「こうした背景から、現代のほうが状況は整っていて、プロになるために必要な金額はかなり下がったように思えます。ただし、現代ではジュニア向けの大会が増加し、ジュニアが試合へ参加する回数が増えたので、そのぶん費用がかさむ可能性はあります」
このように、三浦氏や過去のプロゴルファーに比べて、現代のジュニアがプロを目指すと安くなる傾向にあるようです。ただし、ジュニアでも試合への参加回数が増えると、そのぶんの費用が増える可能性があるとプロはいいます。
スポンサー契約の存在と、ジュニア育成の現実的な負担
一方で、現代のジュニアゴルファーには新しい選択肢があると三浦氏は述べています。
「現代のジュニアはスポンサー契約を結ぶ人もいます。スポンサー契約を結ぶと、企業がジュニア相手に年間で1000万円ほど出費してくれる場合もあります。必要な物品の購入や遠征費をまかなえるので、本気でプロを目指すジュニアの中にはスポンサー契約を視野に入れる人もいます」
このように活動費を企業が担うケースもみられ、経済的な負担が大きく減る場合があります。ただし、契約に至るまでの道のりは決して容易ではなく、実績を積み重ねることが必要とプロはいいます。
「スポンサー契約に辿り着くまではアマチュアランキングで実績を残し活躍する必要があるため、その過程では多くのお金をかける必要があります。結果として、スポンサーの支援を得るかどうかに関係なく、一定の活動費は必要です」
「結局どんなジュニアでも、年間300〜400万円かけて上り詰めるのが一般的といえるでしょう」
このように、プロを目指す道には継続的な投資が求められます。さらに、プロによるとスポンサー契約を結ぶ企業側には明確な意図があるといいます。
「多くの企業は見返りとして『宣伝効果』を狙っています。ジュニアとスポンサー契約を結び、大会で活躍してもらうことで、企業としても自分の会社の名前を宣伝してもらうことを望んでいるのです」
ジュニアにとって大きな支援となる一方で、企業側にもメリットが存在する構図となっているようです。
※ ※ ※ ※ ※
ジュニア育成に必要な費用は時代によって変化してきましたが、現代では環境が整えられてきたことで効率的に取り組めるようになっています。
年間で300〜400万円と親の負担が大きいことは確かですが、プロのいうようにスポンサー契約によって活動資金を補うジュニアも増えてきました。実際にプロゴルファーを目指す道は長いものの、環境をどう整えるかによって、プロになるために必要な金額は変わってくるようです。
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