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- マナー違反は“当たり前”になってしまったのか? ピッチマーク放置、打ち込み、吸い殻… 利用者が語るゴルフ場のリアル
ピッチマーク放置や打ち込みが目立つ一方、苦情は減少。背景に初心者同士の増加と「教える人」の不在、運営の詰め込みを指摘する声が相次いだ。
「雨の日ほどグリーンが荒れる」ピッチマーク放置に嘆き
ルールやマナーを軽視するプレーが目立つ一方で、利用者からのクレームはむしろ減っている――。ゴルフ場の“異変”を扱った記事に、コメント欄では体験談とともに賛否が噴出した。浮かび上がったのは、プレーヤー側の意識だけでなく、教える仕組みや運営体制まで含めた「構造の問題」だった。
最も多かったのが、グリーンのピッチマークが直されない現状への不満だ。特に「雨の日は未修復が増える」という声が象徴的だった。雨でグリーン表面が柔らかくなる分、ボールマークが深くなり、放置すればダメージが大きい――それでも「面倒で直さない人が多いのでは」と嘆く投稿が目立つ。

一方で、「自分は数か所直しながら回る」「パーオンして余裕がある時は3つ直す」と、行動で補う人もいる。「自分の分だけでなく他人の分まで直せてこそ」という価値観が語られる一方、「後ろが待っていて他人の分まで直す余裕がない」という切実な声もあり、コースの混雑とマナー実践の難しさが表裏一体で語られた。
さらに踏み込んで、「直し方を知らない人が多いのでは」との指摘もある。間違った直し方は芝を痛めるだけで、教わる機会がなければ改善しにくい――“知らないまま”が放置を生むという見立てだ。
打ち込み・カート位置・ティーエリア…「安全と配慮」が崩れている
危機感が強かったのは打ち込みだ。「キャディー付きでも起きた」「名門でもグリーンに打ち込まれた」「フォアーもない」といった体験談が並び、マナー違反というより“安全問題”として受け止められている。
打ち込みに限らず、ティーイングエリア付近での立ち位置や素振り、後続組のカートの停車位置など、「近い・うるさい・気配が気になる」といった“圧”の問題も共有された。注意した投稿者は「懇願する口調で伝えた」と書き、指摘の難しさもにじむ。
「プレーファストの意味が分からない人が増えた」「打った球が止まるまで見ないのは論外」など、進行の基本を挙げる声も多い。単に叱るのではなく、同伴者が時間の使い方(距離計測、クラブ複数本持ち、傾斜読みの合間に修復など)を教えるべきだという提案も目立った。
“初心者が悪い”だけじゃない 詰め込み・マーシャル不在・長すぎる休憩への不満
コメント欄では、プレーヤーだけに責任を押し付けることへの反発も大きかった。「入れすぎ感がある」「待ちは当たり前」「スルー予約でも待機が長い」「昼休憩が異常に長い」と、運営への不満は具体的だ。「マーシャルを見かけない」「注意する仕組みがない」といった声もあり、現場でのコントロール不足が、スロープレーやイライラを増幅させる構図が語られた。
その流れで「初心者ほど本来はキャディーや指導が必要」「コースデビュー前の講習制度が必要」と、“学べる導線”を求める意見が増える。資格制度のようなアイデアまで飛び出し、「一組に1人は受講者が必要」「受講者がいれば割引」など、仕組みで解決しようとする発想が提示された。
二極化を肯定する声も…「安いコースはそれなり?」に賛否
価格帯と客層の関係に触れる意見も多い。「安い=それなりの客層」「少し高いところに行った方が安全」と割り切る声がある一方で、そうした見方に依存するとゴルフが分断されるという懸念も残る。
服装や帽子など“品位”の線引きについても意見が割れた。カジュアル化を時代の流れと捉える声がある一方、会員制コースは品位維持のために毅然とすべきだという主張もある。
また、タバコの吸い殻のポイ捨てなど、ゴルフ以前のモラル問題を挙げる投稿もあり、「全面禁煙にすればいい」といった踏み込んだ意見も見られた。
総じてコメント欄に共通していたのは、「ゴルフ場は自分だけの場所ではない」という原点回帰だ。ただし、その実現は“気合い”だけでは難しい。教える人が減った今、プレーヤー任せではなく、運営・同伴者・仕組みの三方向から「学べる環境」と「安全を守る運用」を再設計できるか――。ゴルフ場の秩序は、その分岐点に立っている。
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