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- 雪も少なくなったからもう少し長く営業すればいいのに… ゴルフ場が“冬期クローズの短縮や廃止”に舵を切れない切実な理由とは?
積もった雪が春まで融けてくれないゴルフ場では、冬季クローズするという運営スタイルが取られています。しかし近年は地球温暖化の影響からか、冬でもあまり雪が降らなくなってきました。そんな中で、冬季クローズしないコースは増えているのでしょうか、あるいは今後増える可能性はあるのでしょうか。ゴルフ場関係者に聞いてみました。
通期での雇用に振り切るリスクは取れない
温暖な地域では雪が降っても融けるため、数日たてばクローズが解消されてプレーができるようになります。いままでは根雪によって冬季クローズしていたゴルフ場の一部でも、近年の地球温暖化の影響で積雪量が少なくなり、冬場でもラウンド可能な日が増える傾向にあります。
地域のゴルファーにとっては「温暖化のありがたい影響」と考えることもできますが、それを理由に冬季クローズを見直すわけではないそうです。冬季クローズは気候の変化だけでなく、積雪リスク、雇用契約や予算サイクルなど、安全性・人件費・維持管理の観点から決められているためです。
たとえ暖冬の傾向があって初雪の時期が後ろにズレたり積雪量が少なかったりしても、山間部では一度本格的な雪になれば長期間のクローズを余儀なくされるケースが減っていません。気候変動による寒暖差の激しさや湿度の変化で、むしろ降雪パターンが読みにくくなっているとゴルフ場は感じています。

「当ゴルフ場では12月中旬から3月中旬まで、予約サイトからの予約を止めてセルフ営業をしています。温暖化になってはいますが、大雪で長期間クローズするリスクがあるのは変わりませんから。また雇用についてもアルバイトやパートの雇用期間が決まっていて、そうした人たちはクローズ期間にスキー場で働くといった決まった仕事の年間サイクルを持っています。売上予算も9カ月間に決めているんです」(ゴルフ場関係者)
年末も根雪がないからといって従業員を雇っても、正月にドカ雪に見舞われるかもしれないのではゴルフ場とにとってもリスクでしかありません。冬季クローズをなくすには、いろいろな問題点をクリアする必要があるわけです。
セルフ営業を3月から始めるゴルフ場も出始めている
一方で、冬でもプレーができる日が増えたことに対応するかたちで、これまでは冬季クローズしていた期間にセルフ営業を取り入れるゴルフ場が増えているのも確かな動きです。
北関東エリアのゴルフ場関係者によると、「隣接する東北のゴルフ場が3月から完全セルフ営業を始めるようになっています。その影響で北関東のゴルフ場に来てくださっていたゴルファーが来なくなりました」といいます。
以前は冬場、栃木県では福島県から、群馬県では長野県からのゴルファーの来場が増えていたそうです。しかし東北のゴルフ場で3月からスタッフの配置を最小限に抑えられるセルフ営業を開始しだして、集客に影響が出ているというのです。
また、スキー場とホテルが併設されているゴルフ場では、冬季もスキー客の受け入れがあるため従業員が常駐しています。そのようなコースでは降雪の量によっては完全クローズとはせず、営業しているゴルフ場もあります。
今後、気候変動がさらに進むことで、冬でも安定営業できる地域が広がる可能性はあります。しかし現段階ではゴルフ場の冬季営業のあり方もセルフ営業という手探り状態。冬季クローズをしているゴルフ場が営業方法を根本的に変えるまでには、まだ至らないようです。
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